取引を一対一の擬制でスッキリさせる!
アタマの整理をシンプルにする!

どんな取引も「一対一」でとらえて対応する発想は
シンプルですが効果的です。

とはいえ、ちょっとした現実に向き合っただけでも
混乱することは珍しくありません。

「仕訳」を「擬制」してみることがおすすめです。

鳥よけ

擬制する 一対一は大切だが…

会計処理は難しくありません。シンプルです。

たとえば、ソフトクリームの店頭販売。

数十cmの高さにおよぶ長大なソフトクリームであっても、

  • (借方)お金 (貸方)売上

とシンプルな仕訳で表現できます。

どれだけ販売量があっても上記の仕訳を取引ごとに一対一で
積み上げていくだけです。

他方、ちょっと取引の様相が変わるとアタマが混乱してしまい、
一対一でのシンプルな理解が遠のきます。

たとえば、売上金の一部入金。

擬制する 仕訳を重ねる

掛取引でモノやサービスを提供した際には、

  • (借方)売掛金 (貸方)売上

といった実現主義での会計処理を行います。

売掛金を回収した際には、

  • (借方)お金 (貸方)売掛金

と処理を加えることで売掛金が相殺されて、

  • (借方)お金 (貸方)売上

と同じ結果となります。

では、取引成立時に一部入金があった場合は…?

取引総額と一部入金額のやりとりで混乱するかもしれません。

テクニカルかつ遠回りな手法ですが、取引の仕訳を「擬制」する
といったアプローチが一対一での処理とつながります

まず、取引の総額を計上して、同時に入金分を振り替えます。

  • (借方)売掛金 (貸方)売上 取引総額
  • (借方)お金  (貸方)売掛金 一部入金額

いわゆる「5伝票制」の手法をアタマの整理に利用するわけです。

擬制する 手を動かしてみる

会計処理は最終的にはシンプルな仕訳で表現します。

とはいえ、現実の取引がシンプルであるかどうか、
当事者にとってシンプルととらえられるかは別問題です。

むしろ仕訳での表現を検討することでかえって混乱する
という自家中毒にもなりかねません。

仕訳を擬制する処理は一見すると遠回りですが、
取引を一対一で整理するシンプルなアプローチです。

必要な仕訳を書き出して勘定科目ごとの金額を相殺すると
最終的な着地状況にたどり着けます。

効率的な会計処理のためにパソコンや会計ソフトを使いますが、
アタマの整理に仕訳を書き出すこととは矛盾しません。

効率性を達成する以前の段階での適切な会計処理の理解には
手を動かしてみることも効果があります

 

蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した鳥よけグッズです。
ちょっと風が吹くとプロベラ部が回転、本体は軸を中心に旋回します。
家庭菜園でも鳥獣対策は必須のようです。

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