家庭もDXへ 実家の親を政府のスマホ教室へ

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出番待ちのスマホスタンド

政府のスマホ教室 家庭でもDX

最近よく耳にすることばに「DX(デジタルトランスフォーメーション)」があります。
(Digital TransformationのTransをXで表すそうです)

文字通りに意味をとらえると、デジタル化やデジタルへの移行です。

細かいことを抜きにすれば 、IT機器やウェブを利用して、生活全般を向上させることです。

身近にひきつけると、DXを推進することでオンラインサービスを活用したり、
リモートワークができるようにしていくことにつながります。

オンラインやリモートと強調されると、ついコロナ感染防止対策を連想しがちですが、
それ以前からの生産性向上や人手不足が背景がDX推進の背景です。

これまでならDX推進の取り組みは、事業者側での努力目標といった印象がありました 。
DX=ビジネス、といった印象です。

そうしたこれまでの努力目標としてのDX推進から一歩踏み込んだ取り組みが始まります。

総務省が、高齢者を対象にスマホ教室を今年の6月より始めるという公表です。

家庭でもDXが進むきっかけになるかもしれません。

政府のスマホ教室  実態と目的

政府が想定しているスマホ教室はキャリア事業者による運営がメインです。
 (1800会場の内1700会場が該当)
既に展開されているスマホ教室を利用するわけです。

残りの100会場は公民館などを利用するようです。
人口当たりでみると100万人に1会場。
私の住んでいる石川県ならば金沢市に1会場といったところでしょう。

カリキュラムは、基本講座と応用講座に分かれています。

基本講座はスマホの操作を主体とした講習です。

これに対して応用講座は、スマホを利用しての政府のオンラインサービスの活用がメインです。

とくにスマホとマイナンバーカードを利用した電子申告や、
マイナンバーカードによる社会保険の管理が目立ちます。

スマホの利用だけでなく、マイナンバーカードの普及と利用の促進
政府のスマホ教室の講座内容といえます。

政府のスマホ教室 全世代のDX実践が期待される

政府のスマホ教室は長期の取り組みで、令和3年から7年度まで想定されています。

一過性の取り組みではなく、長期の営みとして、仕組みを変えていく意図があります。

「総務省 アナログ デジタル」というと2011年8月の地上デジタル放送の移行がありました。
地デジ化には10年近くの歳月が当てられていました。

仕組みを変えて、後戻りしないためには時間も必要です。

今回の政府のスマホ教室 5年間という取り組みも、
そうした後戻りさせないための措置といえます。

事業者や若年層だけではなく、高齢者にもDXによる 変化が期待されています。

事業者や高齢者以外の世代にとっては、さらにDXを加速させる期待がかかります。

DXは将来の目標ではなく、直近での実践が期待されています。 

 

蛇足
私もかつてドコモのスマホ教室に参加したことがあります。
カメラやLINEの操作を教わりました。
講師とマンツーマンレッスンのときもあれば、
70代の方とご一緒だったこともありました。

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