相続開始後は税金の交通整理がおすすめ
準確定申告と相続税申告の違いとは?
「相続」は開始の事情からも動揺してしまいますが、
複数の税金が関連する厄介さもあります。
「準確定申告」と「相続税申告」の2つの申告があり
混乱してしまうかもしれません。
税負担以前の心理的な負担の解消がおすすめです。

祈無病息災
2つの申告 二重の税金!?
税金の仕組みはややこしくて難しい印象があります。
残念ながら印象通りで簡単な税目や申告はありません。
毎年行われている確定申告であっても簡単とは言えません。
ましてや「相続」開始以降の税金の取り扱いでは
混乱が生じてもやむを得ないかもしれません。
たとえば、「準確定申告」と「相続税申告」。
相続人にとっては二重の税金にみえるかもしれません。
2つの申告 準確定申告と相続税申告
準確定申告と相続税申告は別の税目による申告です。
- 準確定申告‐所得税、消費税
- 期限‐相続開始より4か月以内
- 相続税申告‐相続税
- 期限‐相続開始より10か月以内
消費税はともかく、所得税と相続税の違いとは何か?
といったところで混乱しそうです。
税目の何が税金の対象になるかというと、
- 所得税ー「所得」
- 相続税ー「財産」
とザックリとらえることができます。
たとえば、個人事業者の相続が開始されると、
- 準確定申告‐事業のもうけ → 所得税
- 売上-経費=もうけ(所得)
- 暦年でのフローに注目
- 相続税‐亡くなった時点の財産 → 相続税
- 預貯金、不動産、株式etc
- 相続発生時点でのストックに注目
ということになります。
事業のもうけと財産は関連している面はありますが、
それぞれの税目ごとに分けてとらえることになります。
二重に税金を払うわけではありません。
2つの申告 引継ぐ予定は?
準確定申告にも相続税申告にも申告期限があります。
不利益を被らないように早めの申告がおすすめとなります。
税金の申告手続きが完了すれば一安心ですが、
次は相続人による引き継ぎの場合もあります。
事業・不動産を相続人が引き継いだ場合には
所得税や消費税の申告も課題となっていきます。
開業届や青色申告承認申請などの手続きに加えて
帳簿の作成といった地道な処理が続きます。
準確定申告や相続税申告とは異なる対応であり、
別途進めていく対象です。
相続開始以降の手続きはわかりにくいことがあります。
早めに税理士に相談することがおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は「神明宮(金沢市)」の「あぶりもち」です。
毎年春5月と秋10月にあぶりもち神事があります。
串に刺さっているもちは「御幣(ごへい)」に由来してます。
無病息災と厄除の金沢の定番の縁起物です。
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