「査察の概要」は概要だけ把握しておく!
税務行政もリニューアルしています!

「税務調査」であれば身近な印象かもしれませんが(笑)、
「査察」となると大半の方には縁がありません。

ちょっとやうっかりの税金のトラブルであれば
「査察」の対象と大きく異なるはずですから。

とはいえ、極端な事例だからわかりやすいこともあります。

わかりやすい構図

概要だけ 有罪率100%を更新中

税理士業のメイン業務である税務申告には税務調査とセットです。

固定資産税や自動車税などの賦課課税との違いがあります。

申告課税制度との釣り合いをとるために税務調査があります。

他方、「査察」となるとガラッと印象も目的も異なります。

「令和7年度査察の概要」も例年通りイカツイ文言で始まっています。

有罪率100%の更新も続いています。

善良な納税者にとって「査察」には縁がありません。

概要だけ トレンドは抑えている!?

無縁の査察ですが、「査察の概要」の概要だけは確認して損はありません。

査察という強烈な目線から税務行政の現状がみえてきます。

告発した事案にみられる文言を拾い読みしてみると、
トレンドを抑えている様子がみられます。

上記以外でも現在活発に取引している事業者に注目していることが
概要からわかります。

他方、脱税の内容が従来とそれほど変化していないことも
端的に示されています。

所得税や法人税の脱税では古典的な着地点が確認できるわけです。

  • 売上の除外
  • 架空経費の計上
  • 参考‐所得税・法人税の計算
    • 売上-経費=利益≒所得
    • 所得✕税率=所得税・法人税

消費税では不正な還付申告が定番です。

とはいえ、こちらは不正に関連した取引の手法が開発されているようです。

  • 課税仕入れの過大計上
  • 参考‐消費税の計算
    • 受け取った消費税>支払った消費税 → 納税
    • 受け取った消費税<支払った消費税 → 還付

不正の着地点は従来と同じであっても、過程には違いがあります。

役所の仕事、行政はお堅いイメージですが、査察の対応は柔軟です。

概要だけ 行政運営もリニューアルへ!

脱税の内容に合わせて査察の対応も変化しています。

査察だけでなく税務行政の運営でもリニューアルが示されています。

たとえば、税務調査でのオンライン化。

従来の税務調査ではメールやファイルを利用できませんでしたが、
今後の税務調査ではデジタル・オンライン化が進みます

脱税を対象にした査察とは異なり、申告課税では税務調査の
可能性が無視できません。

税務当局のデジタル・オンライン化は進展しています。

変化を知っておいて損はありません。

 

蛇足
アイキャッチ画像は国税庁が作成した査察の広報用のイラストです。
脱税者(左)と査察官(右)のイメージでしょうね。逆ではなく(笑)。
簡潔な表現ですが、サラッと強烈な内容が表現されています。

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