会計ソフトの利用はハックな仕事術か？
固まる原因を解消する！
「効率化」や「時短」より「ハック」の方がスマートな印象です。
ただし、条件次第では時間もお金もロスするかもしれません。
断面から伝わる魅力「五郎島フランス」(ビッケ 石川県小松市)
会計ソフトでハック 定番のハックのはず？
「ハッキング」ということばからは悪いイメージが先行します。
「犯罪」とセットで使われてる印象です。
一方で、「ライフハック」というと印象がガラッと変わります。
- 最小の労力と最短の時間で目的を達成する！
というスマートな印象です。
会計ソフトの利用は仕事上の定番のハックといえます。
税務会計の専門職にとっては、あえてハックとは言えません。
反面、これまで経理処理と馴染みのなかった方にとっては、
手書きでの処理と比較して会計ソフトの利用はハックのはずです。
会計ソフトを利用すれば、下記のハックとなるはずです。
- 最小限の入力やデータの取り込みで
- 集計と転記を自動的に処理する
問題は「はずです」という期待と現実のギャップです。
会計ソフトでハック 起動して固まる？
会計ソフトのトラブルあるあるとして、
- 会計ソフトを起動したら「固まった」
ということがあります。
「固まった」のはソフトでもパソコンでもなく、利用者です(笑)。
描いていたハックな処理の光景は下記が想定されます。
- ソフトを起動 → △％●■＄％▼ → 帳簿完成！
現実には、下記の様相です。
- ソフトを起動 → 沈黙… → ？？？！
帳簿の完成といった成果はおろか、スタート画面で固まります。
- 開始残高
- 消費税
- 固定資産
上記は会計ソフトの定番の設定項目です。
上記のデータを欠いた状態では、正確な経営状態はわかりません。
とはいえ、会計処理のイメージが、
- 入出金の記録
- 領収書とレシートさえあればOK
だったりすると、会計ソフトの仕様に面食らうはずです。
むしろ、余分な負担を増やしてしまったと気が重くなるかもしれません。
誤解の解消から解決がおすすめです。
会計ソフトでハック サクサク進めるためには？
会計ソフトの利用では、下記の誤解が挫折の原因となります。
- 簿記や税金の知識が不要でも利用できる
ことばを補うと、知識不足でもソフトは利用できますが、
経営の実態の沿う成果を出力することはできません。
たとえば、売上。
最終的にはお金の回収、入金で完結します。
ただし、期末日時点で未回収であれば、
- 「発生主義」により
- (借方)売掛金 (貸方)売上 で入力
といった処理となります。
「発生主義」や「売掛金」で戸惑うかもしれません。
会計ソフトの利用には簿記や税理士の資格は不要です。
ただし、会計ソフトを利用して期待通りの成果を得るためには、
- 複式簿記などの会計知識
- 消費税の仕組み
といった理解が前提です。
会計ソフトの効率的な操作や運用は上記を前提として成立します。
ソフトを別のものに変えても問題は解決しません。
ソフトの利用を諦めて、手書きで売上と経費を電卓で集計することは
負担を増やすだけとなります。
会計ソフトを導入したけど「固まった」ままの場合には、
税理士によるサポートがおすすめです。
サクサク進めるハックには準備や前提が欠かせません。
蛇足
アイキャッチ画像は「五郎島金時」入のフランスパンです。
「五郎島金時」はさつまいもで加賀野菜の一つです。
天ぷらや大学いもにも向いている品種です。
今週のスタエフ
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