確定申告の処理の大きな偏りとは?
大半の処理は年内で終わる!?
秋が深まってくると、年末から年始の予定だけでなく、
年明け以降のスケジュールも関心事です。
個人事業者にとっては「確定申告」でそわそわするというより
ゾクゾクする方もいるかもしれません(笑)。
取り組む処理の内容が大切ですが、ボリューム感を知ることも
不安の払拭に効果的です。

1粒でも十分
申告の偏り 税務会計処理とは言うけれど…
税理士のブログなので「税務会計処理」ということばを
サラッと何気なく使っています。
個人でも法人の事業経営でも、
- 決算書・税務申告書の作成が必要
- 会計処理(含む決算処理)→税務申告書の作成
といった点は共通しています。
上記の共通点の字面だけを眺めると、
- 会計処理:税務申告=1:1
といった分量での取り組みと誤解されることがあります。
残念ながら大きな誤解です。
申告の偏り 大半は年内で終わる!?
個人事業を開始したばかりで事業所得のみでの確定申告、
かつ所得控除の該当項目が少ない場合、
- 確定申告の処理の大半は会計処理!
- 税務申告の準備は若干の資料収集
- 会計処理:税務申告=9割超:1割未満
と大きな偏りがあることに留意がおすすめです。
あえて極論すれば、会計:税務=95:5とも言えます。
会計処理は1年間の取引のすべてを対象にして、
- 資料やデータを収集、分類、保管
- 適切な処理に基づき帳簿に記帳、集計、転記
- 決算処理で業績を確定
といった処理が必要です。
たとえば、売上。
いつ・誰に・いくらでの売上であるかを確認しつつ計上します。
入金金額を計上する現金主義ではなく、実現・発生主義といった
モノやサービスの取引が判断のよりどころとなります。
事業とは異なる入金とは区別できるだけの裏付けが必要です。
消費税の課税事業者であれば、会計処理と並行して処理します。
意図があるかどうかにかかわりなく、売上の除外はタブーです。
経費についても同じように適切な処理が必要です。
プライベートでの支出の経費計上など、架空経費の計上はタブーです。
個人事業は暦年、1月1日から12月31日が確定申告の対象期間です。
会計処理の大半が年内に終わるという見方は極論ではありません。
申告の偏り 現状から始める!
確定申告に慣れていない方がここまでの記事を読むと
グッと息が詰まるかもしれません。
深呼吸がおすすめです(笑)。
所得税の確定申告であれば、翌年3月15日が期限です。
まずは現状の把握が優先です。
- 事業で利用している銀行口座の通帳・データを確保
- 領収書・レシートを保管
- プライベート分排除
- クレジットカード利用分も対象
- 売上や仕入の請求書を確認
- 税務申告作成関連資料の確認
- 生命保険料控除証明等
確定申告に必要な資料やデータの収集・保管は必須です。
さらに、現状の手元のお金の状況やこれからの生活費・支出予定も
想定しておく必要があります。
- 確定申告は期限内に決算書・申告書を提出・納税して完了!
慌てる時期ではないからこそ、不安や負担の偏りを防ぐ取り組みができます。
税理士探しも慌てる時期からでは出遅れですのでご注意。
蛇足
アイキャッチ画像は親戚お手製のマロングラッセです。
大粒の栗を丁寧に仕上げてあり、美味しくいただきました。
鬼皮や渋皮を剥く厄介さを知っていると、ありがたみが増します。
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