確定申告のミスのリカバリー方法とは?
申告期限の「前」か「後」か?

ミスや間違いは絶対にしない!と心掛けつつ、
対処法を知っておくことがおすすめです。

「似て非なる」は整理しておきましょう。

真冬の用水でも悠然としているカモ

申告リカバリー ノーミスを目指しつつ

「ノーミス」を達成できる完璧主義者パーフェクト超人には息苦しさも感じますが、
仕事を進める上では目指したい対象です。

その一方で、実力や経験の裏付けが乏しい段階では、

  • 完璧主義の達成ではなく、
  • 先送りの常態化

といった残念な結果に陥るかもしれません。

致命的なミスを避けつつ、ミスのリカバリー方法を知っておくことが
現実的な対処法といえます。

たとえば、確定申告。

対処法の違いは、

  • ミスに気づいた時期

というタイミングを中心に整理できます。

申告リカバリー 申告期限の「前」か「後」か?

確定申告のミスのリカバリー方法をフローチャートで整理します。

flowchart TD; id1([期限内に申告])--未完了--->id2([お早めに]); id1([期限内に申告])--完了--->id3{ミスに気づいたか}; id3{ミスに気づいたか}--No--->id4([税務調査まで放置]); id3{ミスに気づいたか}--Yes--->id5{気づいた時期は申告内か}; id5{気づいた時期は申告期限内か}--No--->id6([更正の請求or修正申告]); id5{気づいた時期は申告期限内か}--Yes--->id7{還付申告かつ還付済みか}; id7{還付申告かつ還付済みか}--No--->id8([期限内に再提出]); id7{還付申告かつ還付済みか}--Yes--->id9([税務署へ連絡]);

まず確認すべきポイントは、

  • ミスに気づいた時期が申告期限内か?

という点です。

申告期限内のミスは再度の申告書の提出で「上書き」されます。

言い換えれば、申告期限内での再提出であれば、

  • 更正の請求も修正申告も不要

ということになります。

ただし、期限内にミスに気づいた場合でも、

  • 還付申告 かつ 還付が入金済み

といった場合は税務署への連絡が必要です。

確定申告のミスや間違いに気づけた場合であれば、
状況に応じた対処法があります。

悠然としていられるかはともかく、パニックは防げます。

申告リカバリー 処理の完了≠申告の完了

事業所得での確定申告では、決算→申告という流れであり、
処理や確認に時間を要します。

それでなくても、所得税では所得分類や各種控除と
処理や確認対象が多岐にわたります。

申告に至る過程では負担となります。

処理の完了と申告の完了を同一視したくなります。

とはいえ、処理の完了=申告の完了としてとらえると、

  • ミスの発生に気づく機会を逃す

と残念な状態になります。

処理が完了した後で、

  • 決算や申告のチェック
  • 想定や前年・前前年との比較

といった機会があればミスに気づける可能性が増します。

「未遂」や「未然」といった申告前の段階でのミス回避が優先です。

 

蛇足
今回の記事でちょっと気になったのは国税庁の「タックスアンサー」です。
テーマとタイトルが同じだけど異なる内容がみられました。

「似て非なる」とも「同工異曲」とも言えない違いですね。

蛇足2
記事内のフローチャートはプラグイン「WP Mermaid」を使用しました。
「ノード」内では「!」や「?」は使えないようです。
大事なことなので「!」付きで表示しておきます(笑)。

  • 期限内に申告→未完了→お早めに!

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