手形・小切手廃止とは無関係ですか?
未利用だからこそ次の段階へ!

簿記の学習上、定番だった「手形」と「小切手」の廃止は
ぼちぼちカウントダウン段階です。

「ウチは手形も小切手も使ってないよ」という返答とは別に、

  • では、次の段階に進んでいらっしゃいますか?

という問いが大切なはずです。

本当に無関係?

次の段階 過去の遺物か?

簿記のテキストや経理の解説には定番論点があります。

売上原価の算定や固定資産の減価償却はそうした例です。

業種や規模、時代の流れに関係なく無視できない論点です。

他方、定番だけどスルーされがちな論点が「手形」・「小切手」です。

何それ?という方も少なくないかもしれません。

かつては定番の決済手段でしたが、2026年(令和8年)では過去の遺物
という印象かもしれません。

2027年(令和9年)3月末で手形・小切手が廃止されるので、
文字通り過去の遺物になる予定です。

他方、他人事で済んでいるか?という問題は残るかもしれません。

次の段階 本丸はデジタル・オンライン化!

手形・小切手の廃止は表面的には決済手段の選択肢の縮小化です。

ちょっと一歩引いてみて大きな論点とつなげると、

  • 決済手段のデジタル・オンライン化の強化

といったテーマがみえてきます。

手形・小切手は書面を媒体にしたアナログ・物理的な決済手段です。

手形・小切手の廃止は決済手段のデジタル・オンライン化とつながります。

残念ながら現金、現ナマをガンガン扱う方向ではありません(笑)。

インターネットバンキングや「でんさい(電子記録債権)」を
決済手段として重視していくことになります。

決済手段のデジタル・オンライン化の強化は決済だけでなく、
税務会計処理の改善にもつながっていきます

次の段階 次の課題へ!

現金や手形・小切手のアナログでの決済手段が中心の場合、
決済手段と会計処理には隔たりがあります。

紙幣・貨幣や手形・小切手と会計処理は間接的なつながりです。

  • 取引→アナログで決済→取引記録を見つつ会計処理に変換

決済手段のデジタル・オンライン化と会計処理のつながりは
グッとダイレクトにできます。

  • 取引→デジタル・オンラインで決済→データを会計処理に取り込む

決済データを会計処理にダイレクトに利用できる点は効率的です。

とはいえ、決済は決済であり会計処理は会計処理と別物です。

手形・小切手の廃止は他人事でスルーかもしれません。

他方、業務のデジタル・オンライン化としては無視できない問題です。

インターネットバンキングの利用に加えてデータの利用までを
見直してみると改善の課題は見つかるかもしれません。

 

蛇足
手形と小切手の廃止の「カウントダウン」は表現だけでなく、
しっかりカウント表示しているサイトもあります(笑)。
「一般社団法人全国銀行協会」のサイトです。

確定申告期の国税庁サイトにも加わりそうな表示ですね(笑)。

<ご案内>

■林友範税理士事務所はこちら

  • 「はやしとものり 税理士」で検索もご利用いただけます。

■災害と税金の情報はこちら

  • ブログ「ひみつきち発信」‐タグ「災害」をご参照ください。