GoogleスプレッドシートでノーコードでWebAPIを利用する! アドオンAPI Connector

性懲りしょうこもなく」、好きなことばです(笑)。
データの連携を強化できる可能性を感じられます。


稲わらの束

API Connector 簡単化>神秘性

「クラークの三法則」といった作家アーサー・C・クラークによる定義があります。

Wikipediaでは以下のように示されています。

  1. 高名で年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。
    また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。
  2. 可能性の限界を測る唯一の方法は、その限界を少しだけ超越するまで挑戦することである。
  3. 十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。

3番目の定義がよく知られています。

想像していなかった技術の成果をみると呆然として、
神秘性さえ感じてしまいます。

技術の成果を消費するだけなら傍観者でいられます。

一方、実行者・当事者といった場合には神秘性は棚上げして、
手元で実行できるようにしていく必要があります。

それもできるだけ簡単化・単純化してです。

API Connector アドオンでノーコード

魅力的な手段や方法があっても込み入った手続きが必要だと、

  • 仕組みの維持
  • メンテナンス性
  • 応用性
  • 時間対効果

と不安を残します。

たとえば、WebAPI。

ウェブサービスからのデータの取得を直接アクセスすることなく、
手元の処理だけで完結できる魅力があります。

反面、WebAPIの利用は、

  • プログラミングが必要

といった大きな壁があります。

技術的な問題を技術でスルーしたいところです。

Google スプレッドシートには特定の機能を追加する
「アドオン」があります。

API Connector」もその一つです。

プログラミングを必要としない「ノーコード」でWebAPIを
実現できます。

Google スプレッドシートの「拡張機能」→「アドオン」より
ウェブから無料で追加できます。

API ConnectorはGoogle スプレッドシートより利用できます。

プログラミングで処理する内容を、

  • 選択
  • 穴埋

といった処理で行います。

ウェブサービス「Open Weather」でのAPIによる利用を試してみます。
(Google Apps ScriptでWebAPIを使ってデータを取得してみる!)

あらかじめOpen Weatherで「APIキー」を取得しておきます。

API Connectorを起動するとパネルに入力項目が示されます。

下記にように選択やデータの反映をしていきます。
(「API DOCUMENTATION」より解説がみられます)

上記のようにAPIキーを貼り付けて、その下で「kanazawa」と
入力して「Run」を進めると、下記のデータが得られます。

金沢市の緯度と経度が得られました。

Google Maps で確かめてみると、上記の緯度と経度は金沢市役所
ということがわかります。
(「兼六園けんろくえん」や「21世紀美術館」と隣接する市内中心です)

API Connector 試行錯誤とデータ連携

上記のAPI Connectorの利用では、

  • 上記以降の処理が続けられる
  • 取得したデータがGoogle スプレッドシートに反映される
  • 自動で保存される

といった魅力があります。

API Connectorの習得といった課題も新たに抱えたわけですが、
ノーコードという負担の減少が無視できません。

便利だけど、とっつきにくいWebAPIを手繰り寄せる
API Connectorという選択肢もあります。

 

蛇足
Excelの関数を効果的に利用できると効率性が劇的に上がる
という体験は仕事上よくあります。
APIはそうした体験の機会が欠落しそうな対象です。
目に見えない差は偏在しているそこら中にあるのかもしれません。

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