不動産PDFファイルをJw_cadに取り込む!
ペイントでBMPファイルに変換

PDFファイルは便利さと同じくらい厄介さを抱えています。

ファイル入手後の取り扱いまで視野に入れる必要があります。

手間をかける見返りを期待しての試みです(笑)。

PDFをCADへ 便利と厄介の抱き合わせ

インフラというと、

  • 道路
  • 電気通信網
  • 水道

といった目に見える公共財が一般的ですが、

  • 法律や制度
  • 仕組み

といった目に見えない対象も含めてよさそうです。

データも内容次第では公共的な性格があります。

見方を変えると、公共的なデータの流通を確保するために
データのファイル形式は無視できません。

PDFファイルはそうした観点では利用が目立つファイル形式です。

ファイル容量をコンパクトにできる点が魅力です。

反面、PDFファイルは入手後の利用には工夫が必要です。

PDFをCADへ BMPファイルへ変換

税務会計のデータといえば、

  • 数字が中心
  • テキストで補足

といったケースが一般的です。

しかし、相続税での土地の評価が関連すると様相が変わります。

不動産関連のデータは数字やテキストだけでなく、

  • 公図
  • 地積測量図

といった画像がともないます。

オンラインでPDFデータを入手することは可能です。
 (不動産データはオンライン・キャッシュレスで入手!)

しかし、PDFデータを入手しただけでは、閲覧利用にとどまります。

図面データを扱うCADソフトに取り込むことで、
入手後のデータ利用の可能性につながります。

とはいえ、PDFファイルではCADに読み込めないので、

  • 「BMPファイル」に変換する

と工程を経る必要があります。

まず、PDFファイルのデータの中でもCADで利用したい部分を
スクリーンショットで用意しておきます。

使うツールはWindows に標準搭載されている「ペイント」です。

  • Windows キー→「ペイント」で利用できます。 

ペイントのファイルより用意しておいた画像を開き、

  • 「名前を付けて保存」→「BMP画像」

と処理を済ませます。

BMPバンプ」は「ビットマップ」という画像データのファイル形式です。

PDFをCADへ CADに取り込む

私が今回利用したCADソフトは「Jw_cad」です。

フリーソフトでウェブよりダウンロードできます。

起動して、画面上に上記で準備したBMPファイルをドラッグアンドドロップすると、
自動的に取り込まれます。

あっさりした操作ですが、データの取り込みが完了です。

縮尺を元データと同様に設定することで、データとして扱っていけます。

入手したPDFファイルをストレートには扱えないもどかしさはありますが、
ちょっとした工程やツールの利用でリカバリーできます。

デジタルデータとはいっても、閲覧利用だけでは物足りません。

デジタル利用まで欲張る価値があります。

 

蛇足
仕事の流れとはいえCADにまで手を出すことになりました。
とっつきにくさがバシッと伝わるインターフェースです 🙂 

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