相続税のシミュレーターを使ってみる!
国税庁「相続税の申告要否判定コーナー」

いわゆる「爆誕ばくたん」していたんですね。

季節感の強い「確定申告書等作成コーナー」の利用とは異なる
通年での利用となります。

12月でもバッタ

要否判定 もやもや感は見える化する

考え事をしていてまとまらないときには、

  • 声に出してみる
  • 手を動かす
  • 書き出してみる

といった手を打つことがあります。

もやもやした状態をアタマの中で堂々巡りさせない
工夫が有効になります。

加えて、課題の解決につながるツールを利用することで
見通しは良くなります。

たとえば、確定申告。

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」の利用がおすすめです。

あるいは、相続税。

同じく「相続税の申告要否判定コーナー」が利用できます。

要否判定 国税庁サイトでシミュレート

「相続税の申告要否判定コーナー」は、

  • ウェブ上
  • 無料
  • 無登録

で利用できます。

相続税申告書の作成はできませんが、シミュレートの機能があります。

入力データをファイルとして手元で保管して再利用も可能です。

利用の流れは以下の通りです。

まず「法定相続人」より「基礎控除額」を算出します。

基礎控除額は上記データの入力をすれば算出されます。

続いて「相続財産等の入力」に移ります。

プラスの「相続財産」を資産ごとに入力します。

現金・預貯金であれば、下記のような入力ができます。

土地の入力は「路線価方式」と「倍率方式」で入力形式が異なります。

路線価方式では土地の状況を反映させる必要があります。

データを入力すれば自動で財産額が算出されます。

倍率方式は下記の入力となります。

「財産」の算出上、「債務・葬式費用」などのマイナス要因も反映させます。

「法定相続人」と「相続財産」の入力が完了すると、
相続税申告の要否が判定されます。

「申告要否判定」の直後に「税額シミュレーション」があります。

「小規模宅地等の特例」は下記の画面となります。

適用次第では大幅な負担軽減が見込めます。

小規模宅地等の特例を反映させたことで、税負担が回避できるかもしれません。

税負担が生じるケースでは、概算の税額が示されます。

相続税の総額を確認します。

上記の直後に配偶者控除が反映されます。

「留意事項」では相続税の申告と納付に関するアナウンスがあります。

税理士への依頼という選択肢も示されています 🙂 

シミュレーションの結果はデータとして手元でも保存できますが、
PDFで出力も可能です。

「申告要否検討表」は2ページで構成されています。

要否判定 検討材料を作る

お疲れ様でした(笑)。

丁寧に「相続税の申告要否判定コーナー」を入力しようとすると
一挙に済ませることは難しいかもしれません。

反面、データの追加・修正・削除が容易というメリットがあります。

相続をめぐる問題での検討材料を作っていくという面で
「相続税の申告要否判定コーナー」の利用がおすすめです。

不安を解消していく検討材料が作れます。

 

蛇足
「要否判定コーナー」も「確定申告書等作成コーナー」も
略称を期待してしまいます。
ネーミング次第で利用具合もグッと変わるはずです。

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