税務支援の後は抗原検査キットでフォロー!
二重の意味で時事ネタですね。
抗原検査 申告会場のナカノヒトの視点
2月から3月の確定申告は普段税金と縁のない方も参加する
税務業界のビックイベントです。
参加者(申告をされる方)が普段税金の申告と縁がないので
税理士も税務支援というサポートで参加します。
よく知られている無料相談会場は税務署以外では
市町村役場や商工会があります。
私も役場での税務支援業務に参加しています。
相談会場の状況は、
- 三密を避けるスペースが保たれている
- 税理士や職員と来場者間に仕切りが設置されている
- 相談や応対終了ごとに除菌がされている
といった配慮がされています。
事前の予約により想定外の行列ができない仕組みも
導入されているようです。
とはいえ、来場される方の多くが
- 高齢の方
- 紙資料を満載
といったわけで距離をとるといっても限界があります。
お金の話をするわけですが、コミュニケーションが大事だからといって
大声で話すわけにもいきません(笑)。
距離を保っての応対にも限度があります。
コロナ感染のリスクも高まることになります。
抗原検査 キットが送られてきた!
先日、石川県税理士協同組合より新型コロナウイルス対応の
「抗原検査キット」が送られてきました。
早速開封してキットを利用してみました。
検査キットの中身は
- 説明書
- 検査キット(抽出バッファ(写真左)・唾液コレクター(右))
とシンプルな構成です。
使い捨ての検査キットで唾液より抗原検査をする仕組みです。
唾液コレクターを2分間くわえて待ちます。
その後抽出バッファに唾液コレクターを挿入して
15分待つと結果が判明します。
私の場合は、とりあえず陰性でした。
「とりあえず」と表現したのは抗原検査キットでの判定は
PCR 検査ほどの正確さはないためです。
とはいえ、ホッとしましたが(笑)。
抗原検査 まずウェブで!に変えてみる
確定申告の相談会場で相談や応対していると
もったいないなーと感じることがよくあります。
高齢の方といっても収入源は意外に多様です。
- 給与所得
- 雑所得(公的年金)
- 雑所得(個人年金)
- 雑所得(シルバー人材センター)
- 配当所得
- 譲渡所得
来場者のなかには複雑化している申告書を手書きと電卓で
きっちり仕上げられている方もいらっしゃいます。
頭が下がる思いです(笑)。
その一方で、これだけの申告書を作成できる方であれば
オンラインでの申告書作成も可能ではないか?、と思えます。
高齢者=IT・デジタル弱者という前提があると、
本来できるはずの方の機会も減るのかもしれません。
いわんや高齢者ではない、デジタル弱者でない方であれば、
- まずウェブで申告書作成を試してみる
という発想がプラスとなります。
うまくいかなかったところで損失は試してみた時間のみです。
試行錯誤の結果、会場で解決をはかることになっても
具体的な相談や質問ができます。
(そういった来場者もいらっしゃいます)
コロナ感染の収束を待つまでに打てる手は打っておくと
コロナ禍での怪我の功名が期待できます。
蛇足
申告会場の受付票を回収していると、
待ち時間は60~90分の方が目立ちました。
応対時間が約30分、さらに移動時間…
パソコンやスマホでの試行錯誤がおすすめですね。
今週のスタエフ
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