個人事業者の一年の計は申告直後にあり!
確定申告で実感したことが次の課題です!

なにはともあれお疲れ様でした(笑)。

スカッと気分転換をしたいところかもしれませんが、
成果を忘れないことがおすすめです。

ご自身の成果でも気づいていないことがあるかもしれません。

プレ打ち上げの昼食(寺井地区公民館喫茶部ココ 石川県能美市)

申告の成果 成果品は結果の一端

確定申告お疲れ様でした。

「まだだ!まだ終わらんよ!」という方も諦めずに取り組めば、
ゴールにたどり着けるはずです。

確定申告の取り組み方は当事者次第です。

とはいえ、個人事業者であれば帳簿・決算書・申告書
といった成果が得られたはずです。

私は総勘定元帳や決算書・申告書はPDFファイルで
整理しています。

印刷して「製本」とする工程はありません。

書面であれデータファイルであれ、決算書や申告書は
確定申告の成果です。

ただし、成果の全てではなく一端です。

確定申告を「納税の義務」のためだけととらえると残念です。

申告をした当事者だからこそ実感できる成果があるはずです。

申告の成果 数字の重さと大きさの実感

決算書や申告書は基本的には定型フォームに数字の羅列にすぎません。

数十~数百人分でもみない限り、平板な印象かもしれません。

例外は申告した当事者本人です。

決算書や申告書に計上された金額の重さや大きさが実感できます。

たとえば、売上高や課税所得が想定内だった場合でも、
事業や生活の状況が厳しいこともあります。

  • 借入の返済が増えた
  • 設備投資を行った
  • 売上の回収が滞っている etc

事業の影響だけではなく、

  • 本人や家族の医療費支出が増えた
  • 災害で被災して損失が生じた etc

といった生活上の事情も反映されているかもしれません。

仮に同等の金額での決算書や申告書があったとしても、
当事者の実感は異なります。

所得税の確定申告は過去1年間の結果を反映してます。

一方で、1年間にとどまらない影響は当事者だからこそ実感できます

申告の成果 一年の計は申告直後にあり!

「一年の計は元旦にあり」と言うものの、決算を省略していては
計画というより願望や希望でしかありません。

幸い日本では「4月」は「会計年度」の開始時期です。

個人事業の会計期間である「暦年」とは異なるものの、
決算確定後の成果を反映できる時期です。

重苦しい確定申告の処理から解放されてスカッとしつつも、
成果を活かすことがおすすめです。

時間を置くと、「また来年」になってしまいます(笑)。

申告完了後の当事者だからこその実感が大切な成果となります

課題が実感できているときだからこその勢いがあります。

 

蛇足
アイキャッチ画像は税務支援先でいただいた昼食です。
2024年(令和6年)は消費税インボイス制度開始以降、
初の確定申告でした。
課税事業者は増えていたものの「2割特例」の利用で
比較的円滑に申告が進んだ印象です。
2024年は通年での課税期間となり負担が4倍になるので、
どうなるものかと…!?

今週のスタエフ

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