わかりやすい説明の準備 誰に説明できるか?
出たとこ勝負は避けたいところですね。
説明の準備 失敗に気づかない失敗
やらかした!、しまった!、と感じるときがあります。
たとえば、ズボンのファスナーが開いていた等々(笑)。
笑い話で終わる失敗なら、話のネタにもなりますが、
失敗に気づかない失敗は、質(タチ)が悪い失敗です。
税務会計サービスは専門用語であふれています。
税理士からお客様へ専門的な内容を説明する機会も多々あります。
私もお客様への説明に際しては、むやみやたらに専門用語は使わない
ように注意しているつもりです。
とはいえ、「つもり」という心がけだけでは不十分です。
もう一歩踏み込んだ準備が必要です。
説明の準備 想定する相手は?
誤解の無い、わかりやすい説明のための準備という前提だけでは、
問題のとらえ方が抽象的です。
極端なケースを想定してみると、わかりやすい説明の大切さが実感できます。
たとえば、外国の方への説明。
日本語で説明を丁寧に心がけたと思っていても、一方的な勘違い
という結果かもしれません。
(やさしい日本語で 大切なことを はなす。 専門用語で伝えたつもり?)
専門用語をほったらかしにしたままの丁寧な表現では伝わりません。
言い換えると、けむに巻く官僚(国会?)答弁のように、結局のところ
何を言っているかわからない表現になります。
わかりやすい説明の想定として、私の場合、
・中学生相当の知識や理解力を前提に
・文章だけでなく、図や表で補い、
・親戚の伯母に対して
説明できる準備を心がけています。
税務会計といったお金の利害が関係する話なので、聞き手は関心が強いので
際立ったウケをねらう必要はないと考えています。
説明の準備 ブレークポイントで予防
わかりやすい説明が大切で、トラブル予防につながります。
説明のための準備や想定にも留意します。
その一方で、うっかり忘れがちなのは、確認やチェックです。
プログラミングをしていると「ブレークポイント」の設定があります。
意図的にプログラムを特定の箇所で停止させる設定です。
プログラムの不具合(バグ)を一挙に解決するのではなく、
ちょっとづつ実行しながら確かめて、修正します。
一度の説明で問題が解決することもあります。
とはいえ、そうした状況だけを想定してしまうと、
放置された誤解が残り続けるかもしれません。
一度のわかりやすい説明に力を入れすぎるよりも、
ブレークポイントを設定しながらの仕事のほうが、
一見遠回りでも、トラブルの予防になります。
蛇足
実演販売や「ライブコマース」で活動されている方をみると、
自分の説明力・プレゼンとの隔たりがわかります(笑)。
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