税務会計は専門用語・日常語混在でもOKか?
複言語主義でコミュニケーション!

税務会計は仕組みのややこしさも問題ですが、
専門用語のとっつきにくさも厄介です。

日常語への適切な言い換えに期待したいところですが、
専門用語だからの誤解のない表現も魅力です。

どちらか一方ではない歩み寄りが建設的です。

複言語 定番の論争ネタ?

お菓子の「きのこ・たけのこ」、電卓のSHARP・CASIOの選択に
明確な正解はありません(たぶん)。

どちらにも言い分がある論争は定番のネタにはなりますが、
ちょっと不毛だったりもします。

専門用語と日常語の取り扱いもそうした定番の論争ネタです。

税務会計は体系的な仕組みがあり理解に手間取りますが、
専門用語が多いことも困ったところです。

  • 貸借対照表・借方・貸方・減価償却・益金・損金 etc

専門用語と日常語どちらを利用するか?、どちらに寄せるか?
といった選択に偏りがちかもしれません。

私は専門用語と日常語の混在する「複言語」での歩み寄りが
現実的な対応と考えています。

複言語 混在でもOK

税務会計に詳しくない方でも直感的な仕組みは理解はできる
という方は少なくありません。

たとえば、損益計算。

  • 売上-経費=利益

シンプルですが、わからないと税金どころではありません(笑)。

あるいは所得税の計算。

所得税は所得から「所得控除」といった差し引く対象があります。

  • (所得-所得控除)✕税率=所得税

「控除(こうじょ)」といった見慣れない表現はありますが、
税負担軽減に欠かせないことは理解できるはずです。

法人税であれば「損金」も見逃せないはずです。

  • 益金-損金=法人所得
  • 法人所得✕税率=法人税

日常語でも使っている「経費」と比べて「所得控除」や「損金」は
使い慣れにくいかもしれません。

とはいえ、差し引くもの・マイナスするという認識があれば
コミュニケーション不能にはなりません。

複言語 コミュニケーションの目的は?

専門用語は関連した仕組みの中での適切かつ効率的な利用
という面で有効です。

税理士が課題を明確にするために専門用語を使う場面があり、
言い換えとして日常語で補うことがあります。

他方、非専門家であれば専門用語の使用は頻度の高いものに限定、
日常語での表現を中心にすることで支障はないはずです。

専門用語か日常語かではなく、「複言語主義」が妥当です

とはいえ、複言語でのやりとりは機械的に成立しません

税務会計の専門的な知見を折り込みつつ支障のない対応には
税理士とのコミュニケーションが欠かせません

対話の中で歩み寄れる状況が作れるはずです。

 

蛇足
アイキャッチ画像は「ヒルザキツキミソウ」です。
田んぼの畔にポツンと咲いていました。
派手さはありませんが初夏の穏やかな雰囲気が伝わりますね。

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