資金繰り表の利用の利用は難しいか?
会計の理解と処理の裏付けを再確認!
事業経営は損得勘定抜きには語れませんが、目前の資金繰りが最優先です。
「資金繰り表」の利用は必須ではないものの、直近の経営を見通すために有効なツールです。
シンプルなツールですが、作法があるのでご注意。

表の作法 申告後の悩ましさ
個人事業でも法人経営でも決算・税務申告が完了すると
とりあえず一安心となります。
とはいえ、そうした安心感が永続するわけではありません。
税金も社会保険料の負担も延々と続きます。
たとえば、6月以降の個人事業主の場合。
- 住民税‐6月、8月、11月、翌年1月
- 個人事業税‐8月、11月
- 所得税の予定納税‐7月、11月
- 上記以外‐消費税の中間納付、国民年金、国民健康保険料
今年から来年にかけての「資金繰り」が気掛かりになります。
表の作法 シンプルだがとっつきにくい?
「資金繰り表」は現在から将来に向かってのお金の変動を
一覧化・見える化するツールです。
特別なツールではなく、Excelなどで自作できます。

複雑な関数などを利用する必要もないのでシンプルな構成です。
経営者の管理目的に作成するのであれば表の形式だけでなく、
精度についても自由度があります。
たとえば、金額の桁も1円単位にする必要はありません。
これだけでも資金繰り表の作成のハードルが下がるので、
気が軽くなりそうです。
他方、決算や税務申告とは異なる精度で作成するといっても
会計の仕組みの理解が裏付けは必要です。
下がったハードルがちょっと上がる印象かもしれません(笑)。
表の作法 会計の理解と処理で裏付け!
直近の将来に向かっての資金繰り表の作成といっても
会計の仕組みの理解が裏付けを確認しておく必要があります。
たとえば、売上と売掛金の回収。
6月に計上する売上が6月にすべて入金されるわけではなく、
7月以降の売掛金の回収と管理が必要となります。
- 売上の計上 (借方)売掛金 (貸方)売上
- 売掛金の回収 (借方)お金 (貸方)売掛金
仕入や経費の支払いについても同じことが言えます。
売上計上の実現主義や仕入・経費の発生主義での会計処理と
お金の動きの違いを理解することでタイミングの違いがわかります。
資金繰り表は直近のお金のやりくりの対策をするツールであり、
本来は不安を見える化する役割があります。
資金繰り表を目前にして、かえって不安や負担を感じる場合には
資金繰りだけでなく会計処理の見直しもおすすめです。
事業経営の継続に資金繰りは不可欠になります。
資金繰り表を裏付ける会計の理解や処理に不安や負担を
感じないようにする対策が必要です。
蛇足
アイキャッチ画像は近所で撮影した「キカラスウリ」です。
梅雨でもフワッと咲いており印象に残ります。
実は食用にできるそうです。
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