対話AI「ChatGPT」で税理士は不要になるか!?Chrome拡張機能で利用可能!
22世紀以降の「税理士不要論」の新手かもしれません。
まずはお手並み拝見です。
ChatGPT AIが身近になってきた
かつてSF世界の技術だったAIとの距離が
グッと狭まってきています。
私が最近体験した AI だけでも、
- 「AI Programmer」
- 「Midjourney」
があります。
専門知識が不要、オンラインで無料にも関わらず
期待以上の成果がみられました。
「ChatGPT」は上記のAI以上の成果が実感できる
対話型AIです。
上記と同じく、ウェブで無料で利用可能です。
ChatGPT 利用開始手順
「ChatGPT」はユーザー登録して利用することになります。
(Google アカウントで可能です)
開発元のOpenAIよりユーザー登録をしていきます。
2段階認証が求められるので、電話番号も通知します。
スマホのショートメールに暗証番号が送られてきます。
利用目的を尋ねられます。
私は2番目の個人利用を選択しました。
無事ログインすると、以下の画面に移ります。
ChatGPTの出力結果が完璧ではないことが留意点として示されています。
ChatGPT お手並み拝見
準備が整ったところで本番開始。
下記画面の下部よりChatGPTへの質問を入力します。
12月の税理士業界の「季語」の「年末調整」をお題にしてみました。
結果は以下の通りです。
整然とした日本語ですが、「年末調整」の意味としてはピントはずれです。
残念な評価としてのアイコンをクリックすると、フィードバックが可能です。
ChatGPTは税務会計分野での問いに対して、
- 整然とした日本語で回答してくれる
- ピントはずれの回答が目立つ
といった結果がみられました。
その一方で、一般的な問いには期待以上の成果を出してきます。
年賀状の文面サンプルだけでなく、利用の留意事項も示してくれます。
ChatGPT Chromeでも利用可能
ChatGPTはGoogle Chrome の拡張機能としても利用できます。
上記の利用開始手順が完了している場合であれば、
拡張機能をインストールするだけで利用できます。
下記はよく似ていますが、別モノです。
ChatGPTの拡張機能は、
- Chrome を利用した検索結果とともに、
- 検索結果の右側に
- テキストデータで
表示されます。
たとえば、「Python テキスト 音声化 コード」で検索した場合。
!!!っ!?、という回答が表示されました。
下記は以前私が実行したコードです。
(学習・スキルアップの禁句とは?)
「gtts」のインストール以外のコードではChatGPTの示したコードと一致しました。
扱う分野によっては期待以上の成果がみられます。
ChatGPTはGoogle Chrome の拡張機能として利用すると、
検索の効果の底上げにつながります。
ChatGPT 敵?、パートナー?
現状(2022年12月)のChatGPTの成果をみる限りでは、
AIによる「税理士不要論」の実現は難しそうです。 😛
とはいえ、法律・通達・判例・タックスアンサーetc.
といったデータを反映させることで成果は変わるはずです。
質問-回答の応答だけで税理士業が成り立っているなら、
ChatGPTは不俱戴天の仇となりそうです。
他方で、税務会計の知見を扱うサービス業務としては
ChatGPTの利用は味方にもできそうです。
「with AI」での税理士業が試行錯誤の課題になりそうです。
蛇足
ChatGPTを利用して面白さと不気味さを感じることの一つに
「いかにもありそうな」誤情報が出力されることです。
AI利用の「自家中毒」も課題になりそうです。
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