情報発信はアクセシビリティでみられている!
導入ガイドブックとLighthouse

「客観的にみる」ことは大切なはずです。

実態は主観の域を出なかったりします。

「アクセシビリティ」という視点が有効になります。

アクセシビリティ 「つもり」の情報発信

情報発信の大切さは言うまでもありません。

発信する側が

  • 適切に
  • 客観的に

受け手に配慮することも必要です。

発信する内容や対象だけでなく、形式面でも課題になります。

ブログ記事は文章が中心なので、

  • 公用文
  • やさしい日本語

という視点がプラスになります。
 (文章での情報発信をするなら「公用文作成の考え方」が参考になります!)

サイト全体の外形からの評価では「アクセシビリティ」の視点が有効です。

アクセシビリティ 導入ガイドラインを参照

デジタル庁がアクセシビリティに関するガイドブックを公表しました。
 (「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」2022年12月5日)

官公庁だけでなく、情報発信に関わる方を対象にした内容です。

ウェブアクセシビリティが特定の方の支援ではないことが強調されています。

ガイドブックでは、実践的な達成項目も例示しています。

たとえば、以下の例。

一見するとアクセシビリティに貢献しそうな措置であっても、
ガイドブックでは否定されている例もあります。

上記の措置は自治体のサイトでみられがちですが、
アクセシビリティからは非推奨とされています。

ガイドブックではエンジニア・組織向けの内容にも言及されています。

また、アクセシビリティを検証するためのツールも紹介されています。

下記はその一部です。

単一のツールの利用ではアクセシビリティが解決できない
といえます。

アクセシビリティ Lighthouseで実験

Google Chrome の拡張機能に「Lighthouse」があります。

ガイドブックでもチェックツールとして紹介されています。

インストールして、ピン留めした状態で使用します。

確かめたいウェブサイトでLighthouseのアイコンをクリックすると
ウェブサイトの分析が自動で実行されます。

たとえば、私のブログサイト。

アクセシビリティはまずまずです。

「Performance」は改善の余地が潤沢です(笑)。

デジタル庁のサイトは以下の通りでした。

「ガイドブック」ではツールに依存した解決の誤解が示されています。

とはいえ、第三者の視点としてツールを利用してみると、
サイトの運営の違いに気づきます。

アクセシビリティの視点が必要だと知ることができます。

反面、もし「ガイドライン」を理解した上で情報発信をする
と想定していると、スタートは遠のきそうです。

個人や小規模な組織での情報発信では、

  • とりあえずスタートした後で
  • 一旦停止
  • チラッと確認
  • 改善を検討・実行しつつ
  • 発信続行!

という考え方が実践的です。

実践には既定の継続だけでなく、試行錯誤もともないます。

情報発信での残念な期待ハズレの結果との折り合いも込み、
と考える方が建設的です。

 

蛇足
課題を順調に増やしています(笑)。
将来に向かって解決していきます。

蛇足2
政府のサイト「e-Tax」や「eLTAX」のアクセシビリティでも
ガイドブックが反映されていくんでしょうか?

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