ゆうちょの口座を放置するとお金が消滅する!?
お金が「とける」という表現もありますね。
消滅も「とける」も回避です。
ゆうちょ消滅 油断できないお金
このブログでは「お金」ということばで金銭を表現しています。
お金と類似することばでは、
- マネー
- キャッシュ
- 現ナマ
- 預貯金
といった表し方もあります。
「預貯金」は、
- 一般金融機関に対する「預金」
- ゆうちょ銀行やJAバンク等に対する「貯金」
といった違いがあります。
税務会計の視点では、
- いつ・いくらあったか?
- 入出金の履歴
- 口座の名義
といった点が法人でも個人でも気がかりとなります。
その一方で、口座で確認されている金額は在るはず、
いつの間にか消滅しない・とけないという扱いです。
とはいえ、油断はできません。
たとえば、「休眠預金」。
銀行口座で10年以上「お休み」しているお金が社会貢献で活躍する
というケースもあります。
(休眠預金は埋蔵資金か?、社会貢献資金か!?)
あるいは、ゆうちょの「権利消滅制度」。
ゆうちょ消滅 権利消滅!?
旧郵便貯金法による「権利消滅制度」は聞きなれない仕組みです。
「権利消滅制度」は「郵政管理・支援機構」での解説が参考になります。
制度の内容を確認します。
確認すべき事項は、
- 平成19年9月30日以前に預け入れ
- 定期性の郵便貯金
- 預入期間満了後の払戻しが未了
- 「権利消滅のご案内」による払戻しが未了
という場合に郵便貯金が最終的に国庫に納付されます。
権利消滅の金額は見逃せない規模です。
権利消滅への対策が必要です。
ゆうちょ消滅 後生大事だから管理・ケア
権利消滅には払戻しの手続きで対応することになります。
まずは当事者本人による払戻しを行うことになります。
しかし、権利消滅の対象になるほどの経過年数の貯金のため、
家族などが対応する可能性もあります。
代理人による払戻しも可能です。
また、相続人による払戻しというルートもあります。
貯金の払戻しによる権利消滅の回避策はあります。
とはいえ、長期にわたって放置されていた口座の払戻しを行うことは
当事者本人(名義人)や家族などの代理人・相続人にとって負担です。
郵便貯金に限らず「お金」を扱っている口座は管理が欠かせません。
「後生大事」ということばがあります。
後生といった来世につながるほどにモノを大切に取り扱うことですが、
放置しておくことではありません。
お金を後生大事に扱うなら預貯金口座の管理・ケアが必要です。
蛇足
令和2年と令和3年の権利消滅の金額が大きかった背景には、
該当する貯金の金利が反映されていたためです。
日本にも高金利だから貯金するという時代があったんですね。
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