勘定科目より勘定グループをみる!
仕訳の意味の読み取りとは?
簿記は抽象的かつ煩雑な知識が多くてわかりにくい
と相反するややこしい印象があります。
わかりにくさが渋滞しているわけです(笑)。
「勘定」を切り口に処理をとらえ直してみると、
すっきりするはずです。
向こう側 抽象的で煩雑!?
簿記ってわかりにくいですよね、という話をお客様とする機会は
あまりありません。
言うまでもない、自明だからです(笑)。
簿記の仕組み、とりわけ「仕訳」はシンプルな構成で抽象的、
しかしながら煩雑な印象があります。
売上の計上と売掛金の回収といった事業経営では欠かせない取引
といっても、
- 売上の計上 (借方)売掛金 (貸方)売上
- 売掛金回収 (借方)お金 (貸方)売掛金
と直感的とは言えない仕訳の処理があります。
定型的な処理は丸暗記と慣れがおすすめです。
下手の考え休むに似たりと割り切ります。
向こう側 グループを切り口に!
定型的な仕訳や処理を丸暗記しつつ、
- 勘定科目
- 勘定グループ
とでは扱い方を変えるアプローチが煩雑さの回避につながります。
「勘定科目」は定型的な仕訳、取引先や取引内容とセットにして、
数を絞って把握すると混乱がありません。
仕訳の構成では、日付・金額・消費税区分・勘定科目に
「摘要」で取引先や取引内容を記載します。
勘定科目と摘要の組み合わせでとらえるとわかりやすくなります。
一方、勘定科目の把握に集中しすぎると煩雑な印象が強まり、
かえって仕訳や処理がわかりにくくなります。
「勘定グループ」は処理の煩雑さを回避するうえで有効です。
- 資産‐お金(現預金)、売掛金、固定資産、etc.
- 事業の存続を支える、お金>他の資産
- 負債‐買掛金、未払金、借入金 etc.
- 将来の支払いとなる
- 収益‐売上、雑収入
- 所得税・法人税の計算のスタート
- 費用‐売上原価、消耗品、給与、減価償却費 etc.
- 収益と対になる
勘定グループは仕訳の表面上には登場してきませんが、
仕訳の意味を裏舞台で支えています。
向こう側 処理から結果・影響へ!
シンプルで定型的な処理でも勘定グループを通してみると、
意味の読み取りが可能となります。
- 売上の計上 (借方)売掛金 (貸方)売上
- 売上に計上で「資産」である売掛金が増加した
- 売掛金回収 (借方)お金 (貸方)売掛金
- 売掛金の回収で「資産」の増減はない
- ただし、事業存続に関わるお金に振り替わった
定型的な仕訳をすべて読み解いていく必要はありませんが、
勘定グループで読み解けることで処理の見通しが良くなります。
簿記、会計処理の後には税務申告や資金繰りの検討があります。
勘定グループから会計処理をとらえられるようにすると、
会計処理の結果や影響の想定にプラスとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は「二○○年最中(瑓永昌堂 石川県加賀市)」です。
加賀藩由来の梅鉢紋スタイルの端正な最中です。
おいしいグループで間違いありません(笑)。
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