過年度データの有効な使い方とは?
過去の成果を活用する!

事業経営での関与・サポートを開始するにあたって、
「過年度」のデータのご提供をお願いしています。

過去の会計帳簿や決算書・申告書が活用できると、
税務会計の処理や検討が進みます。

一方、過年度データの扱い方を取り違えてしまうと、
残念な誤解の原因になります。

過年度データ 毎年同じくらい…!?

単発の税務相談は突発的・想定外の問い合わせがあったりで
当惑することがあります。

たとえば、事業の経費での問い合わせ。

過去3~4年経費に大きな変動がなく、今年も同等の水準なので、
平均値を計上してもよいか?、と…

回答は「否」と即答(笑)。

経費には裏付けや根拠がある実額での計上が大前提です。

当事者の心情をもとにして会計処理をするわけにはいきません。

他方、帳簿や決算書・税務申告書の「過年度」のデータは
税務会計での有効な活用の材料となります。

過年度データ 有効な活用の材料

事業経営の取引から得られた情報やデータを反映して、
会計帳簿や決算書・申告書を作成します。

過年度のデータは、

  • 過去の取引を参照できる
  • 過去と現状の比較ができる
  • 過去の税務会計処理が把握できる

と有効に活用できる面が多々あります。

税務会計処理を効率化するうえで、現状のデータだけではなく、
過年度のデータを活用することが有効です。

一方、過年度のデータの扱い方を取り違えてしまうと、
誤解やトラブルの原因になります。

過年度のデータは「参照」できる材料ではあるものの、
「正解」とは言えない限界があります。

過年度の処理に誤りがある可能性はあります。

誤りではなくとも、勘定科目や補助科目の運用などでは
現状に合わせた変更を検討することもあります。

過年度のデータを有効な判断材料として活用しつつ、
限界があることを理解しておく必要もあります。

過年度データ 活用可能性の確保

現在作成している会計帳簿や決算書・申告書も遠からず
過年度のデータとなります。

翌年度に有効な参照の材料として利用する可能性は大ですが、
活用の可能性の限界もセットで残存しています。

現状での税務会計処理の検討・確認は当該期間だけでなく、
直近の将来の事業年度にも影響します。

直近の将来の当事者になる可能性を織り込んだ処理や検討が
過年度のデータの有効性につながります。

 

蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した「ピラカンサ」のようです。
和名は「トキワサンザシ(常盤山査子)」です。
食用を期待したくなりますが(笑)、有毒だそうです…(苦笑)。

<ご案内>

■林友範税理士事務所はこちら

  • 「はやしとものり 税理士」で検索もご利用いただけます。

■災害と税金の情報はこちら

  • ブログ「ひみつきち発信」‐タグ「災害」をご参照ください。