基本的な税金の理解が災害対応をカバーする!
遠回りでも仕組みの理解が大切です!
残念なことですが、災害の発生は防ぎきれません。
災害発生後は速やかに事後の対応をとる必要があります。
災害と関連している税金の仕組みはありますが、
基本的な仕組みの理解が最優先です。

基本的には豊作に期待
基本がカバー 発生後はフォロー
災害をどのようにとらえるかといった問題はあるものの、
突然・理不尽に生活や仕事の環境が危機に陥ることがあります。
2020年(令和2年)以降、石川県に住んでいる私の周辺に限っても、
- 2020年(令和2年)以降 コロナ禍
- 2022年(令和4年)8月 豪雨被害
- 2024年(令和6年)1月 令和6年能登半島沖地震
と例年の雪害以外にも災害が発生しています。
どの災害も被害を避けようがなく、発生後のフォローが必要
という点で共通しています。
災害と税金の関わりでは、所得税の「雑損控除」などにより
納税者をフォローする仕組みがあります。
基本がカバー 災害だけにフォーカスしない
税理士として被災者支援の取り組みで「雑損控除」の対応
といった機会がありました。
奥能登地方を中心に地震により家屋などに受けた損害を
所得税の負担と相殺する仕組みが「雑損控除」です。
雑損控除は定型的な控除額が決められているわけではなく、
損害状況など被災状況を反映させる必要があります。
わかりやすい仕組みとは言えず、慣れている方もいない
という点で被災者でもある納税者にはとっつきにくい印象です。
他方、「雑損控除」が申告税である所得税の控除の一つ
といったアナウンスが不足していたという実感があります。
「雑損控除」の算定だけで何らかの手続きが完了する
といった誤解が支援の現場で見かけられました。
災害や雑損控除だけにフォーカスするのではなく、
所得税の基本的な仕組みや理解のフォローが最優先です。
所得税には以下のザックリした仕組みがあります。
- 個人の「所得」を対象にした申告税であり、
- 毎年1月1日から12月31日の1年間を単位に、
- すべての収入・所得・所得控除をまとめて申告・納税して、
- 源泉所得税>年間の所得税 → 差額は還付
「雑損控除」は上記の所得控除の一つであり、還付につながります。
基本がカバー 遠回りでも大切!
災害支援の雑損控除の説明会では雑損控除の仕組みよりも
所得税の申告の仕組みを被災者にお伝えする機会が多々ありました。
災害発生後は被災者が不自由な環境のなかで対応に追われます。
必要な資料の収集や応対にも時間を要します。
すべての災害のフォローが短時間で手短に済むとは限りません。
むしろ当初の予定以上に時間を要するかもしれません。
雑損控除は災害発生後の被災者フォローの一つですが、
所得税の確定申告と関連した制度です。
遠回りに思えますが、所得税の基本的な仕組みの理解が
被災者のフォローを逃さないうえで大切になります。
蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した稲穂です。
2026年(令和8年)石川県は梅雨上げ宣言無しで8月に入りました。
早稲品種の「ハナエチゼン」の生育は順調なようです。
価格高騰や在庫過剰の問題はありますが、消費者目線では
米の豊作に期待が最優先ですね。
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