申告書等閲覧サービスでリスクを回避する!
過去の申告書や届出がなくても慌てない!
「大切な資料だからしっかり保管しておいてください」
と言われれば注意はするはずです。
ただし、注意が持続できるかどうかは別問題です(笑)。
過去の成果をこれからのリスク回避に役立てる
行政サービスの利用が可能です。

梅雨に満開のアマリリス
閲覧サービス 鵜呑みも放置もできない
税理士業、税務会計サービスは資料さえあればサクッと完了
という印象があるかもしれません。
間違いではありません。
資料やデータがあれば会計処理により帳簿や決算書が作成でき、
税務申告の目処がつきます。
とはいえ、決算・申告の対象年度以前の過年度の経緯、
申告書や届出を把握できていることが前提です。
閲覧サービス 申告書も届出も確認!
個人は「暦年」、法人は会社ごとの「事業年度」で税務申告します。
いずれの事業形態でも1年間を対象とした事業活動ですが、
申告書や届出の影響は将来に及ぶこともあります。
たとえば、「青色申告」の申請。
手続きが難しいわけではありませんが、税負担の軽減の特典があります。
あるいは、消費税の「簡易課税選択届出書」。
事務負担や税負担軽減の選択肢として無視できません。
納税者に有利な選択を逃さないことは地味でも効果があります。
反面、うっかり税負担を軽減できると誤解していると、
後でしっぺ返しを食います。
過去の申告書や届出を当事者が手元で確認できない場合には
「申告書等閲覧サービス」の利用がおすすめです。
納税者当事者だけでなく、税理士も代理人として申請できます。
過去の申告書等はコピーでは入手できませんが、撮影は可能です。
過去の申告書や届出は当年度以降の税務会計処理を方向づける
裏付けになるので要確認です。
閲覧サービス 探す手間と保管コストも検討
資料の保管は無視できないものの置き去りにされがちです。
問題が判明したときに資料がないこともわかるので、
さらに慌てたりイラ立ったりします。
書面での長期の保管であれば、通常の業務とは別にして
専用のファイルを作っておきます。
ペーパーレス化、デジタルのデータの保存であれば、
クラウドストレージの利用も選択肢です。
過去の申告書等は将来に影響する可能性がありますが、
探す手間や保管コストの両立も検討の余地があります。
新規に税理士と顧問契約する際や税理士の変更の機会に
申告書や届出の状況を確認することもおすすめとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は実家で撮影したアマリリスです。
花が植木鉢の直径よりも大きいくらいです。
2025年(令和7年)6月中旬の石川県は連日30℃超え…
花は元気ですが、撮影していた私がバテ気味でした(笑)。
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