生成AIを仕事に取り込んでいけるか?
ChatGPT-4oから衝撃を受けるか?
生成AIの進展が続いています。
「あれは凄いね!」と言っておけば、間違いはありません(笑)。
とはいえ、「どこが?」と突っ込まれると苦笑いかも(・_・;)
自分の目線で評価するおすすめです。
ChatGPT-4o 一般論は響かない
生成AIは何かと注目されています。
書店のIT関連本どころか、哲学・思想の棚でも関連本があります。
生成AIの技術を理解しているかどうかに関わらず、
無視できない対象です。
他方で、一部の専門家や利用者だけの評価を聞かされても、
何が・どのように・どの程度凄いのかピンときません。
自分の目線で衝撃を確かめることがおすすめです。
ChatGPT-4o 画像から仕訳を生成!
税理士業界はITでの成果ではパッとしない印象です。
とはいえ、会計処理ではAIとOCRを組み合わせることで、
画像データから会計処理につなげることも始まっています。
いわゆる「AI-OCR」といった機能です。
会計処理に特化したソフトでこそ期待できる成果ですが、
汎用性のある「ChatGPT-4o」で試してみました。
スマホで撮影したレシートをChatGPT-4oにアップロードして、
仕訳を作成するよう指示しました。
生活感のあるレシートから以下が生成されました。
「コードをコピーする」のデータは以下の通りです。
- 日付 借方 貸方
2024/5/12 消耗品費 164円 現金 164円
回答が一瞬だったことも衝撃でしたが、
- 仕訳に必要な日付と貸借、勘定科目のデータが充足している
- 必要な金額を他のデータと混同せず正確にとらえている
- 勘定科目選択の理由が付記されている
と予想以上の的確な回答に驚きました。
別の質問もしてみました。
回答は2段階で出力されました。
まず、修正前を仮定していました。
- 日付 借方 貸方
2024/5/01 給料 500,000円 現金 500,000円
次に、上記の仮定をもとに修正仕訳を生成してきました。
- 日付 借方 貸方
2024/5/16 事業主貸 300,000円 給料 300,000円
個人事業主には「給料」はありません。
事業と関連しない支出は「事業主」勘定を使います。
ChatGPT-4oの回答は仕訳だけでなく、説明にも配慮されている
という面でも満足のいくものでした。
ChatGPT-4o 衝撃を受けられますか?
生成AIは進歩しているとは言うものの、自分とは関係ない
という感想が一般的かもしれません。
どこの誰かも知らない、自分と距離のある方の感想は
的確な表現でも響きません。
一方、自分にとってはちょっとした質問であっても、
実際に試してみると実感がともないます。
生成AIを仕事に取り込めるかどうかといった検証には、
試行錯誤が必要です。
生成AIを使っての試行錯誤は魅力ですが、動機が欠かせません。
自分の目線と評価で生成AIを使ってみることがおすすめです。
蛇足
冒頭の顔文字もChatGPT-4oに作成してもらいました(笑)。
的確な回答だけでなく、複数のバリエーションまで用意してくれるなど
サービス精神もあるようです(笑)。
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