不動産データはオンライン・キャッシュレスで入手!
登記情報提供サービスとゼンリン住宅地図
重いテーマだからこそ、初動は軽くしたいわけです。
デジタルデータの強みも活かせます。
不動産データ データの入手に期待することは?
税務会計で関わる不動産関連のデータは「地代家賃」が目立ちます。
取引の金額が確認できればOK、とシンプルなデータです。
それとは別に、相続が発生すると不動産関連のデータは
質・量ともに重い存在となります。
だからこそ、データの収集には負担を軽くする工夫に魅力を感じます。
データの入手には、
- オンラインで
- キャッシュレス決済で
- 活用しやすいデジタルデータ
というスタイルが望ましいわけです。
- ゼンリン住宅地図出力サービス
- 登記情報提供サービス
といった選択肢が有効になります。
不動産データ ゼンリン住宅地図出力サービス
ゼンリンが提供している住宅地図データは、
- 「ゼンリン住宅地図出力サービス」
というオンラインサービスで入手できます。
住宅地図データの小売対応サービスともいえます。
メリットは以下の通りです。
お値段は定額でクレジットカード利用のキャッシュレス対応です。
出力したいエリアを画面をみながら選択できます。
提供されるファイル形式は PDF ですが、
- 複製許諾-あり・なし
- モノクロ・カラー
- サイズ
と選択肢があります。
クレジットカード決済の手続きが完了すると、
自動的にデータがダウンロードされます。
紙の住宅地図と同じデータとはいうものの、
- コピーでの不備や歪みが無い
- 拡大による閲覧が容易
- 保管時の劣化がない
といったデジタルデータのメリットが享受できます。
不動産データ 登記情報提供サービス
不動産関連のデータの入手といえば法務局ですが、
- 出向く必要がある
- 申請や購入の手間がかかる
- デジタルデータではなく紙資料
とマイナス面が目立ちます。
現金決済というだけでなく、
- 現金支払い→収入印紙購入→収入印紙添付
といったフローもパッとしません。
不動産データの入手には、下記が優先です。
- 「登記情報提供サービス」
利用には登録が必要ですが、「一時利用」の選択肢もあります。
ただし、以下のような利用上の制約があります。
- 当日限定
- メールアドレス必須
さらに、決済はクレジットカードの利用のみです。
「請求事項入力」画面より希望するデータを入力します。
請求事項では、通常の住所地番とは異なるデータが求められます。
また、請求を希望しても該当データが無いケースもあります。
データの取得が完了すると、サイトよりダウンロードできます。
法務局に赴いて、窓口でもたつくことを考えると、
オンラインでの請求はサクッと進む印象があります。
相続税関連の資料は事業・ビジネスと比べて、
- デジタルデータより紙資料が多い
- 依頼者の手元に無い資料が必要
- 複数の役所が関連する
といった特徴があります。
情報やデータの入手・保管・利用での負担が大きくなります。
オンラインサービスとキャッシュレス決済の利用を選択することで、
負担を軽減して重要度の高い業務に力点が置けます。
相続税関連業務といっても、
- オンラインサービス
- キャッシュレス決済
での魅力が活かせる面があります。
蛇足
ゼンリンが提供している「ブルーマップ」はマニアックですが、
相続税での参照資料として知られています。
しかし、通常の住宅地図とは異なり、全ての地域で提供されていません。
私の住んでいる北陸三県では、
- 富山県-該当なし
- 石川県-金沢市
- 福井県-福井市
と限定的な提供です。
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