ここってうちの土地だっけ? 相続以前から始める土地問題
金額や権利以前の問題もありそうです(でした)。
どこだろうがおかまいなしに花は咲きます
うちの土地 50年ぶりに発見!?
「寝耳に水」というフレーズがあります。
想定外のことに驚くことです。
十数年前、私の実家で土地をめぐる寝耳に水といえる
事態がありました。
町内の方からの苦情で、
- 畑の管理をちゃんとしてほしい!
という内容でした。
その方の所有している畑の隣接地が長年放置状態で
対応に苦慮されていたようです。
しかし、私も両親も、
- ?????????
という反応でした(笑)。
他所から移り住んだわけでもないので、
所有している土地は長年なじみがあります。
うちの土地のことを知らないはずがない、
という認識でした。
念のため書類を確認して、年長の伯母に尋ねたところ、
クレームのあった管理放置の土地はうちの土地でした(笑)。
極狭かつ川岸の土地であったため、50年以上ほったらかし
だったわけです。
その後、私や母が年に一度草刈りを行うことになりました。
うちの土地 2022年問題は回避か?
1㎡が数百万、1千万円以上するエリアと隔絶したお話です(笑)。
土地をめぐる問題やトラブルは地価の変動だけではありません。
相続が絡むことで土地問題はさらに複雑になります。
我が家の50年ぶりに「発見」された土地の背景には、
祖父の急死による父への相続時での伝達不足がありました。
「土地 相続」といっても、被相続人(亡くなった方)が存命の頃から
相続後の問題は土地に内在しています。
2022年(令和4年)は土地の暴落が懸念されていました。
「生産緑地」問題です。
生産緑地とは、
- 市街化区域内の
- 営農義務のある
- 固定資産税や相続税の税軽減措置がとられている
農地です。
生産緑地は1992年に30年の期限を設けてスタートした制度で、
2022年の期限後に宅地の過剰供給による暴落が懸念されていました。
数年前からの政府の施策により、生産緑地の大半は宅地ではなく
生産緑地や特定生産緑地で存続するようです。
土地の暴落といった急激な変動は回避されたようですが、
生産緑地法改正による効果が働いたためです。
土地をめぐる税金・税制度が変わったわけではありません。
うちの土地 対応は相続以前から
税金は生まれてから死ぬまで関わると言われますが、
土地も所有している限り税金と関わります。
土地といってパッと思いつく税金は固定資産税です。
土地を売れば所得税(譲渡所得)、購入すれば不動産取得税。
土地を相続すれば相続税があります。
土地をめぐる税金で困りものの一つが「特例」です。
特例の適用次第で税負担が大きく異なります。
「うちの土地」は相続後の問題としていることも多いかもしれませんが、
先送りする必然性はありません。
土地をめぐる問題では時間を要する可能性もあります。
相続以前から相続後の対応がおすすめです。
蛇足
田舎は土地の管理がのんびりしている印象です。
否定できません(笑)。
とはいえ、それでも境界をめぐるトラブルなど
土地につきものの問題はなくなりませんね。
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