マイナンバーと銀行口座の連携は確定申告からスタート! 公金受取口座登録制度とは?
ちょっとフライング気味ですけどね。
しれっと参上
連携スタート マイナポイント事業第2弾
マイナンバーカードの普及がじわじわ進んでいます。
政府はさらに普及を進めるためにマイナポイント事業の
第2弾を公表しています。
マイナンバーカード普及するインセンティブとして、
- カードを取得してポイント申請すると5,000円分
- カードと健康保険証を連携させると7,500円分
- カードと銀行口座を連携させると7,500円分
をキャッシュレス決済のポイントとして入手できる企画です。
取得による5,000円分のポイント付与は既に始まっています。
健康保険証との連携は既に可能ですが、ポイント付与の時期は未定です。
(マイナンバーカードと保険証を連携する 高額な医療支払いもスルー!?)
銀行口座との連携は令和3年分の確定申告から一部開始となっています。
連携スタート マイナンバーカード方式・還付申告
マイナンバーと銀行口座の連携は「公金受取口座登録制度」といいます。
デジタル庁のサイトでは以下のように紹介されています。
- 政府(デジタル庁)に
- 任意で
- 給付金等の受取のために
- 一人につき一つの口座を
登録する仕組みです。
マイナンバーと銀行口座の連携は段階的に進められるようです。
最も早い段階での連携の機会が令和3年分の確定申告というわけです。
とはいえ、令和3年分の確定申告でも公金受取口座登録制度の対象は、
- マイナンバーカード方式
- 還付申告
と限定されています。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」でも既に公金受取口座登録制度に
対応しています。
(1月4日は確定申告システムがアップデート! 令和3年分はカードリーダー不要!)
以下は還付申告となるよう入力した例です。
還付申告では還付金の受取方法を選択する必要があります。
受取方法の末尾に「公的給付支給等口座の登録」があり、
「登録する」を選択するとマイナンバーと口座が連携されます。
連携できる金融機関も示されています。
意外に幅広く対応できるようですが、全ての銀行が対応しているわけではないので
あらかじめ確認しておくとスムーズに済みます。
連携スタート 本格的な登録は?
公金受取口座登録制度は、
- マイナポータルからの登録
- 銀行窓口での登録
といったルートが本格的なスタートとなります。
一見すると2つの選択肢がありそうですが、
誤解です。
マイナンバー(カード)の利用は行政や医療の利用を
デジタルやオンラインサービスでつなげる仕組みでの
効率化を意図しています。
公金受取口座登録制度の事実上のスタートは、
- マイナポータルから2022年(令和4年)春
といえそうです。
マイナポイント事業第2弾にも乗り遅れたくはないですね。
蛇足
公金受取口座登録によるポイント付与の時期は
後日発表のようです。
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