マイナンバーカードと保険証を連携する 高額な医療支払いもスルー!?

効率化もお金のやりくりも。

マイナンバーカードと保険証 2021年10月スタート

2020年(令和2年)からのマイナポイント事業や電子申告e-Taxがきっかけで
マイナンバーカードの普及が進んでいます。

行政手続きがオンライン・デジタル化していくなかで、マイナンバーカードの
利用機会も増えそうです。

2021年(令和3年)10月からはマイナンバーカードでの保険証の利用も可能になります。

全ての医療機関でマイナンバーカードによる保険証が利用可能になるのは、
2023年(令和5年)3月以降です。

制度開始前ですが、登録手続きは既に可能になっています。

マイナンバーカードと保険証 連携のメリット

マイナンバーカードでの保険証の利用にはメリットがあります。

・特定健診情報や薬剤情報の閲覧が可能になる(2021年11月から)
・限度額適用認定証が無くても限度超過額の支払免除(後述)
・e-Taxで医療費控除のデータが連携できる(2021年分確定申告から)
・転職や転居による保険証の切り替えが不要になる

いずれもデータの活用という効率面からのメリットといえます。

高額療養費制度は自己負担限度額を超えた金額が払い戻される制度です。

トータルでの自己負担が払い戻しで軽減されますが、
・申請が必要
・一時的に多額の支払いが必要
・払い戻しに時間を要する
という難点があります。

こうした高額療養費制度の難点を回避する仕組みが限度額適用認定証です。
支払が自己負担限度額となり、高額療養費の申請が不要です。
ただし、利用には申請が必要です。

マイナンバーカードを保険証として利用することで、
限度額適用認定証さえも不要になります。

効率化とお金のやりくりを同時に達成できます。

マイナンバーカードと保険証 手続きは3通り

マイナンバーカードと保険証の連携手続きは以下の3通りです。

・パソコン(とカードリーダー)を利用
・スマホを利用
・セブンイレブンのATMを利用
いずれもマイナンバーカードと利用者暗証番号が必要です。

私はパソコンを利用してマイナンバーカードと保険証を連携しました。

まずマイナポータルにアクセスします。
マイナンバーカードを保険証として利用申し込みするサイトより
手続きに進みます。

ステップ1 マイナポータルの利用者登録をしていないなら、登録も行います。

ステップ2 カードリーダーでマイナンバーカードを読み込みます。

登録が完了していることを確認して、連携の手続きは終了です。

手続きには5分もかかりませんでした。

マイナンバーカードでの保険証利用は2021年10月から開始です。

余裕をもっての準備がおすすめです。

 

蛇足
マイナンバーカードの交付は2021年5月で3,800万枚。
マイナンバーカードと保険証の連携はこれからですね。

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