1月4日は確定申告システムがアップデート! 令和3年分はカードリーダー不要!

せっかちですかね(笑)?

システム更新 そわそわする1月4日

1月4日のイメージは一般的には、

  • お正月の終わりの始まり
  • 仕事始め
  • 再起動中(笑)

といったところだと思います。

税理士にとって1月4日は、

  • 国税庁「確定申告書等作成コーナー」アップデート

という印象があります(たぶん)。

確定申告の受付は2月16日から開始されることがイメージですが、
オンラインでの電子申告システムは1月4日に更新されます。

確定申告の中核の仕組みは毎年変わりませんが、

  • 税制改正による変更
  • システムのリニューアル

という変化は毎年あります。

1月4日はそうした点でちょっとそわそわする日です。

システム更新 カードリーダー不要!

確定申告の作成や手続きは国税庁のオンラインサービスである
「確定申告書等作成コーナー」が利用できます。

ユーザー登録は不要で、無料で利用できます。

紙の申告書も作成できますが、メインは電子申告です。

令和2年分までの作成方法では、

  • マイナンバーカード方式
  • ID パスワード方式
  • 紙で印刷

といった仕組みでした。

上記にはそれぞれ長所と短所があります。
(以下箇条書きは上が長所、下が短所)

マイナンバーカード方式は、

  • 今後の主流方式の位置付け
  • IC カードリーダーが必要

といった特徴があります。

ID パスワード方式は、

  • マイナンバーカードが不要
  • 過渡期の仕組み

といった特徴です。

紙で印刷して提出する方式は、

  • 従来の作成の仕組みの延長
  • 印刷と提出の手間ひま

となっています。

今年2022年(令和4年)1月4日のアップデートでは、

  • マイナンバーカード方式(2次元バーコード)

が加わりました。

2次元バーコードを利用する方式では、

  • IC カードリーダーが不要
  • マイナンバーカード読み取りのスマホが必要

という特徴があります。

システム更新 カードリーダー無しで利用

「国税庁 確定申告書等作成コーナー」で検索します。

「確定申告書等の作成はこちら」より作成方式の選択に移ります。

今回は所得税の電子申告を

  • パソコン
  • スマホ
  • マイナンバーカード

を利用して進めてみます。

作成したい申告書や決算書を選択します。
事業所得や不動産所得以外の申告では「所得税」からスタートです。

マイナポータル連携の選択も必要です。
今回は「連携しないで申告書等を作成する」を選択します。

2次元バーコード方式ではスマホにアプリのインストールが必要です。

スマホでパソコン画面に表示された2次元バーコードを読み取ります。

スマホでの認証が必要です。
マイナンバーカードの「利用者証明用電子証明書」のパスワードを入力します。

パスワード入力後にマイナンバーカードをスマホに添えて読み取らせます。

認証が完了すると、パソコン画面上にデータが反映されます。

以上で「事前確認」が完了して、申告書の作成に移ります。

システム更新 とりあえず、でスタート

見慣れない仕組みをみると、ごちゃごちゃしている印象かもしれません。

上記の2次元バーコード方式では、

  • 確定申告書等作成コーナーへアクセス
  • スマホにアプリをインストール
  • スマホでマイナンバーカードを認証

したにすぎません。

電子申告での確定申告が未経験の方でも
マイナンバーカードとスマホがあれば利用できます。

真冬に税務署などに赴くよりも負担は軽くできます。

とりあえず試してみる、がおすすめです。

 

蛇足
事業所得や不動産所得の申告は「決算」が前提です。

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