大人の超入門確定申告Vol.5 電子申告
手書き・書面申告から卒業

確定申告の期限は3月なので「卒業」と重なりますね。

電子申告は1月からもスタートできるのでおすすめです。

ヘビにも光り物アクセサリー

電子申告 徒労感無しで申告

確定申告というと、電卓でカタカタと集計処理の光景
といった印象かもしれません。

個人事業をしていなくとも、医療費控除の集計があれば
電卓カタカタや申告書への転記の処理はあります。

普段やり慣れない処理に加えて毎年の制度改正、
複雑化が続いているので楽ではありません。

手書き・書面の申告処理では、

  • 複写式の申告書を利用するためミスができない
  • 申告書作成のための下書きが必要
  • 個々の計算が連動しない
  • 申告書を税務署に持参・投函が必要
  • 書面「控」のファイリングが必要

と工数・後処理も負担です。

税務申告の税負担といった内容面だけの心配でなく、
書面の作成・提出の負担も抱えます。

電子申告(e-Tax イータックス)がおすすめとなります。

電子申告 ウェブとマイナンバーカードで!

会計ソフトに比べて税務申告ソフトの利用はピンときません。

例外は確定申告。

国税庁がウェブで提供ている「確定申告書等作成コーナー」は
所得税・消費税・贈与税の申告に誰でも利用できます。
(「作成コーナー 国税庁」で検索)

毎年1月上旬にサービスが更新されるので、制度対応に不安がありません。

作成コーナーの入力フォームに従って処理を進めれば、
集計や転記の処理が不要です。

医療費控除も集計フォームがサイト上で用意されているので、
申告の準備に利用できます。

マイナンバーカードを利用すれば電子申告が可能です。

申告書の作成は一気呵成に息を止めて仕上げていく!
という意気込みがあるかもしれません(笑)。

作成コーナーの利用であれば、入力が未完了であっても
入力したファイルをダウンロードして保管しておけます。

申告の準備が完全ではなくとも処理が進められるので
負担が分散化できます。

電子申告 申告だけじゃないIT利用

2025年(令和7年)1月からは税務署での「収受日付印」が廃止されます

書面で申告書を提出した際に「控」に受領した日付をスタンプ
といった対応がなくなるわけです。

税務署に限らずペーパーレス・オンライン化が増えています。

郵便料金の値上げや銀行の支店・ATMの減少が進んでいるので、
オンライン・キャッシュレス化の利用が効率的です。

確定申告は申告と納税がセットです。

納税の選択肢は複数ありますが、インターネットバンキングや
ダイレクト納付のキャッシュレス化も目立っています。

確定申告の処理や手続きだけをIT化で効率化するよりも、
確定申告も含めたITの利用がおすすめとなります

納税はお金の支出がともなう明らかな負担がありますが、
処理や手続きにも負担はあります。

電子申告などのIT利用がおすすめです。

 

蛇足
2025年(令和7年)の「確定申告書等作成コーナー」の更新は
1月6日(月)の予定です。

早めに作成コーナーを試してみて、申告の目処をつけておくと
不安が少なくなります。
税理士に依頼するかどうかのお目安にもなります。

蛇足2
アイキャッチ画像は手芸が趣味の方が作られた作品です。
2025年は巳年で私は年男(48歳)なので、ヘビに注意が向きます。
実物は苦手ですが(笑)。

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