確定申告+スマホ→DXや効率化は誤解です! めんどくせーからスタート!
スマホの利用の仕方次第では、かえって非効率が続きます。
優先すべきは別の選択肢です。
確定申告とスマホ スマホが活躍だが…
スマホは個人の好みで使うツールというよりは、
インフラに近い印象すらあります。
たとえば、コロナワクチン接種の証明。
マイナンバーカードとスマホを組み合わせることで
効率的に接種の証明ができます。
(新型コロナワクチン接種証明書アプリをインストール!)
確定申告でもスマホの活躍する場面は増えています。
令和3年分(2021年分)の確定申告では、
- スマホでマイナンバーカードを読み取る
- スマホで源泉徴収票をスキャンする
といった仕組みも導入されます。
(1月4日は確定申告システムがアップデート! 令和3年分はカードリーダー不要!)
確定申告+スマホ→DX(デジタルトランスフォーメーション)や効率化、
という印象です。
上記のケースではスマホの利用が手続きの正常な発展を後押しした
といえます。
とはいえ、スマホの利用が全て好ましいわけではありません。
確定申告とスマホ めんどくせーがベター
2022年(令和4年)も依然コロナ禍です。
確定申告の無料相談でも事前予約が推奨されています。
スマホの LINE アプリを利用して予約する仕組みです。
金沢国税局管内での相談会場や日程は以下の予定となっています。
上記のような確定申告の相談会場の告知や方法をみて、
- スマホアプリの利用の仕方を調べる
- 場所や日程を確認する
といった反応は、ちょっと残念です。
むしろ、めんどくせーという反応がプラスになります(笑)。
確定申告は、
- 1月4日から
- 国税庁サイト「確定申告書等作成コーナー」から
- 電子申告が可能
というインフラが整備されています。
言い換えると、
- 1月中に
- 自宅で
確定申告を完了させることができます。
確定申告でスマホを利用するといっても、
- 厳冬期に
- 事前に予約して
- 相談会場に赴き
- 資料を持参した上で確定申告を済ませる
といった状況とは大きく異なります。
また、電子申告ではミスが発覚した場合でも
申告期限までに再度申告する労力も大きくありません。
一方、相談会場での確定申告手続きでは、
ミスのリカバリーも負担が大きくなります。
確定申告でスマホを利用するといっても、
電子申告につながらない場合はかえって非効率となります。
確定申告とスマホ 時間の余裕→試行錯誤
確定申告の相談会場への事前予約が本格化するのは、
2月以降です。
確定申告の締め切りは3月15日です。
資料が揃っている、スマホやマイナンバーカードが手元にある
という状況ならば電子申告を試すことをおすすめします。
専門知識が必要なのはシステムの構築や保全の担当者であって、
利用者(納税者)ではありません。
めんどくせーと思いながら電子申告を始めても、
効率化の成果は実感できます。
蛇足
「めんどくせー」は効率化の原動力です(笑)。
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