青色申告特別控除の変更はアメとムチか?
青色申告の標準モデルが変更!?

「アメとムチ」という表現は気軽に使われますが、
「ムチ」は勘弁してほしいはずです(笑)。

事業所得でおなじみの「青色申告」制度の変更では
アメとムチが話題になります。

2027年(令和9年)以降の所得税のお話ですが、
余裕をもった準備がおすすめです。

幸福の木だそうです

アメだけ 美味しいだけじゃない?

「青色申告」は個人事業での所得税負担を軽減する選択肢として
外したくない制度です。

申請は難しいものではなく、特典であるアメが期待できます。

たたし、アメには制約であるムチもセットです。

  • アメ‐所得税負担を軽減
    • 青色申告特別控除
    • 青色専従者給与
    • 純損失の繰越・繰戻し
    • 少額減価償却資産等の特例
  • ムチ‐アメの効果を制約する
    • 日々の記帳が必要
    • 期限内申告が必須
    • 正規の簿記(複式簿記)が必要な場合がある
    • e-Tax(電子申告)による特別控除の制約がある

アメだけを無条件でいただくわけにはいかないので、
青色申告の選択といっても判断が分かれます。

アメだけ 75万・55万・10万円控除の変更

2027年(令和9年)分の所得税より青色申告特別控除が変更されます。

アメとムチの強化としてとらえると、

  • アメ‐e-Taxと有料な電子帳簿保存の利用を推進
    • 75万円控除が追加された
  • ムチ‐単式簿記と書面申告での控除が著しく減額
    • 複式簿記+書面申告での55万円控除が10万円控除へ

とムチでの変更が強調されます。

制度の変更に埋没する印象ですが、2027年(令和9年)以降は、

  • 青色申告の標準モデル=複式簿記+e-Tax

といった制度の印象が強まります。

アメだけ 方向性の決定はお早めに!

青色申告の仕組みでアメよりもムチが非対称に強化されていく
という変更がみえています。

税理士目線では以下を強調することになります。

  • 会計ソフトの利用‐複式簿記で記帳
  • オンライン処理の利用‐e-Taxやネットバンキングでの効率化

他方、「標準モデル」以外での青色申告の選択も残ります。

個人事業であれ法人の経営であれ、事業の負担を軽減する
といった仕組みや選択肢は要検討です。

アメとムチのバランス、比較衡量することも経営判断です。

制度の変更以前から対応を強化する、前倒ししていく、
税理士との協働を進めることも選択肢となります

方向性の決定は早めがおすすめです。

 

蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した「エンジュ(槐)」です。
中国では幸福や長寿(延寿)の木とされているそうです。
黄白色の花が咲いては散るため、根元は花びらで覆われていました。

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