期首からの会計処理を早める方法とは?
決算でのダメージを活かす!
春が近く感じられると、新年度をきっかけに!という気持ちが強まります。
毎年のことかもしれませんが(笑)、悪くはありません。
会計処理では実感したダメージからの回復も同時に行えます。
期首を早める ダメージがみえる時期
アイキャッチ画像は立ち寄った駐車場で撮影しました。
積もっていた雪が融けて車のタイヤ止めが破損が露呈してました。
石川県の春にはそこかしこで同じような光景がみられます。
・チェーンを巻いた重機が往来して破損したアスファルト舗装
・金属製の支柱が腐食していて雪や暴風で倒れた街灯
春になるとそうしたダメージの補修工事も始まります。
春は雪害により受けたインフラの弱点の克服の時期とも言えます。
会計処理にも当てはまります。
期首を早める そのイライラの正体は?
個人事業でも法人の経営でも帳簿の作成から決算書の作成は必須です。
日常の記帳、月次決算、準備の整った決算処理と理想的な添加もあれば、
申告期限ギリギリセーフの年一回のまとめての処理もあります。
会計処理を経営者がどのくらい理解しているか、どう進めているか
といった違いもあります。
とはいえ、決算書を作成するという目標は変わりありません。
資料の収集、入力、不明箇所の確認といった一連の処理があります。
全てがスムーズに済んだのであれば問題ありません。
今後もペースを乱さずに会計処理を進められれば幸いです。
他方、帳簿の作成から決算に至るまでイライラやときもきさせられた
という場合には改善のツッコミどころがあります。
- 会計や税金の知識不足
- 必要な資料やデータの収集・保管の漏れ
- 会計処理の工数や時間の見積もり誤り
- 効率性を欠いた処理 etc
決算期は当事者の目線や実感でしかわからない問題が露呈しています。
決算処理をしのいだ後は会計処理の見直し、要改善のタイミングとなります。
期首を早める 検討しながらでも進める
個人事業主で確定申告が完了するとホッとしてしまい、
会計処理を一旦お休みしてしまう方もおいでかもしれません。
GW(ゴールデンウィーク)あたりからぼちぼち会計処理を始めようか?
などと考えていると、すぐに夏・秋・冬となっていきます。
毎年のことかもしれません(笑)。
「期首」の会計処理をいつまでも先送りしてしまうと、
決算期で実感した問題がいつまでたっても解決できません。
決算・申告が済んだら、即翌事業年度の処理を進めていくべきです。
問題を解決するために検討は必要ですが、暫定でも答えを出さないと
結局は先送りが続きます。
自力での解決が困難であれば、税理士のサポートがおすすめです。
決算でのイライラややきもきの記憶が新しいときだからこそ積極的に前進できます。
蛇足
2025年(令和7年)の石川県は大雪ではなかったものの、
そこかしこで雪害による被害が出ているようです。
皮肉ですが、春になる過程だからこそ被害がわかります。
実家の町内会でもLINEを通じて雪害の報告依頼がありました。
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