複式簿記の仕訳が読めるとは?
上付き文字supと下付き文字subで意味を見える化する!
見える人には見える対象が「仕訳」です。
「スタンド使い」にはなれなくとも、「簿記使い」にはなれます(笑)。
仕訳が読める 見えているようで見えない
わかっているようでわからないときにもどかしさを感じます。
たとえば、複式簿記の「仕訳」。
「借方」や「貸方」、勘定科目といった独特の表記スタイルです。
- (借方)売掛金 (貸方)売上
見慣れない印象はあるものの、情報やデータは少ない印象です。
定型的なパターンさえ覚えてしまえば問題なさそうかな!?
と不安を打ち消したくなります。
一方で、上記の仕訳に補足説明が加わると様相が変わります。
- 借方の売掛金は資産の貸借対照表科目で未回収の状態です
- 貸方の売上は発生主義により収益を表しています
仕訳のどこにも書いてないことばや考え方、要素がみられます。
仕訳を覚えていても、理解していないことが突きつけられます。
意味を読み取れない仕訳は不安の発生源でしかありません。
仕訳が読める 情報を補うsupとsub
複式簿記の仕訳は一見するとシンプルに構成されていても、
情報やデータががっつり盛り込まれています。
仕訳が読める・意味がわかるという表現は、
- 仕訳に込められた情報やデータを読み解けますか?
という問いかけとなります。
冒頭の売上発生時の仕訳は下記のように表現できます。
- (借方)売掛金資産未回収 (貸方)売上収益発生主義
パッと見はごちゃごちゃした仕訳です。
とはいえ、上付き・下付き文字での補足が加わることで、
必要な理解に手短に到達できます。
使用したHTMLの要素は以下の2つです。
- 上付き文字(sup,superscript) □▼<sup>〇〇</sup>
- 下付き文字(sub,subscript) □▼<sub>〇〇</sub>
WordPressでは「ビジュアル」ではなく「テキスト」で編集を加えます。
「資産」や「収益」といったカテゴリーや「未回収」といった意味だけでなく、
- 消費税の「課税区分」や「事業区分」
- 勘定科目の補助科目
といったデータも追加の対象となります。
シンプルに見える仕訳の重層的な意味が見えてきます。
仕訳が読める 瞬時に復元する!
簿記は「慣れ」が大切と言われます。
間違いではないのですが、ことば足らずです。
仕訳については、上っ面の丸暗記では現実の処理には対応できず、
意味を読み解くこともできません。
煩雑ではありますが、仕訳ごとの意味の理解が優先です。
上記で示した上付き・下付き文字での補足情報は通常見えません。
しかし、仕訳とセットで情報を保管する必要があります。
簿記の「慣れ」とは、
- 通常の表記では見えない情報を瞬時に「復元」する!
ということを目標にしています。
理解と反復によるトレーニングが仕訳を読み解く最短経路となります。
蛇足
アイキャッチ画像は散歩中に見かけたハナミズキです。
市街地でも目立つ紅葉でした。
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