業務の属人化を放置しない突破口とは?
個人・小規模経営での現実解
説明抜きでマイナスイメージが決定という対象があります。
一般論としてはともかく、じゃあどうすりゃいいのか?
といったツッコミへの回答が気になるはずです。
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手作りの干柿
属人化の突破口 タブー・NG・暗黒面
「売上除外 架空経費計上」といえば事業経理では即アウトの2大タブーです。
「横領 贈収賄」は社会的にNGです。
どれも脱税や刑法上の処罰の対象です。
上記ほどの悪質さはないもののタブー視される対象では「属人化」があります。
特定の個人にしかわからない状態で業務が囲い込まれることで、
仕事上のトラブルの原因となります。
たとえば、経理業務の属人化。
お金を扱う上に経理処理の専門性が強いため、属人化しやすい面があります。
業務上の「属人化」は暗黒面につながることが想定されます。
属人化の突破口 現実解としての属人化
「属人化」からポジティブな印象は受けにくい現状があります。
一方で、「現実解」としての属人化という側面があります。
個人事業や小規模な組織では定期的な人事異動は困難です。
また、専門性が強まると業務の習得にも支障をきたします。
さらに、経理といった事業のお金の管理に関わる業務には
効率性だけでなく安全性への配慮も必要です。
業務の「属人化」をネガティブにだけとらえてしまうと、
かえって問題を拗らせそうです。
「現実解」としての「属人化」に沿った現実的なフォローが必要です。
属人化の突破口 外部に接続する
「属人化」による問題を確認します。
- 不正が起きやすい
- 非効率が放置されがち
- 業務水準の適正性に不安
お金の取り扱いに関連した専門的な処理や手続きが多いこと、
担当者以外から隔絶されていることが問題の原因となります。
大組織であれば「監査」によるチェック体制があります。
個人・小規模経営では法律上の義務的な「監査」はありません。
とはいえ、それでも外部からの視点を導入することはできます。
手短な選択肢が税理士への依頼。
適正な経理業務の運営にプラスとなります。
また、「属人化」は経営の外部環境と距離があることで、
業務の運営が更新されていないことがあります。
事業経営の外部に有効な選択肢・ツールがあったとしても、
自動的に取り入れられるわけではありません。
経理業務が「属人化」していることは現実解の一面があります。
否定したところでプラスにはなりません。
「属人化」の状態に沿った適性で効率性を更新する選択肢が建設的です。
税理士のサポートは組織外部からの成果を取り入れる機会としても有効です。
蛇足
アイキャッチ画像はいただきものの手作りの干柿です。
贈答用の干柿とは違った色合いかもしれません。
手作りの干柿は貴重になりましたね。
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