取引を一対一でイメージする どんぶり勘定はドロ沼リスク

確定申告以前のリスク回避をおすすめ。


ヘボ大工 慣れぬ手つきの 冬支度

取引は一対一  債権債務の基本はシンプル

確定申告、青色申告特別控除をゲットしようとすれば帳簿が必要です。
 (白色申告でも必要ですけどね)

帳簿には、売掛帳・買掛帳があります。
売掛帳は売上債権、買掛帳は仕入債務を管理するための帳簿です。

売上にしろ仕入にしろ、取引には決済が欠かせません。

取引時と決済のお金の動くときが必ずしも一致しない場合もあります。

取引を続けていくには管理が必要です。

基本的な発想は、債権債務の一対一での対応です。

一対一の対応とは、取引とお金の受払の関係を複雑にしないともいえます。

理屈はシンプルです。

今回は、このシンプルなはずの一対一の関係をイメージで捉えてみます。

取引は一対一  ボックス図でイメージする

税務会計でよく使うイメージのツールで「ボックス図」があります。
(ボックス図 税務会計の非標準ツール)

ボックス図を使う目的は、売上原価や棚卸商品の把握が一般的です。
決算時点での原価や在庫の見える化に使います。

ボックス図には、一時点のストックと一定期間のフローの情報が入ります。
決算時点だけでなく、ストックとフローという情報の整理が目的です。

ストックの情報は、貸借対照表の勘定科目です。
たとえば、売掛金は貸借対照表の流動資産です。

フローの情報は、損益計算書の勘定科目となります。
売掛金とセットで考えれば、売上となります。

売掛金では、ボックス図は以下のように表現されます。

実際の取引や会計処理で、こうしたボックス図を書いているわけではありません。
また、上図での期首・期末は月初・月末でも意図するところは同じです。

注目したいのは、取引を一対一で対応させて完結させるということです。

ボックス図では、右下の箱(色付きの「期末」)をゼロにすることです。
(期末に売掛残高をゼロにすべきというわけではありません。取引の完結性が必要ということです)

取引は一対一 どんぶり勘定はドロ沼リスク

取引をボックスで一対一で確認するというのは、複雑ではありません。

ところが、一対一ではない状況で確認しようとすると、途端に不安になります。

たとえば、売上後に請求をして、入金がないまま取引が続いた場合、以下のようになります。

売上帳で取引先ごとに取引ごとに記帳していれば、混乱は減らせます。

そうした帳簿がない場合は、どの取引とどの決済が紐付いているかが曖昧になります。
どんぶり勘定とは、そうした取引と決済が曖昧な状態を指します。

そうした曖昧さが必ずトラブルになるわけではありません。

ただし、トラブルのリスクを増やすことにはなります。

帳簿は確定申告ためのだけのものではありません。

お金を巡るドロ沼のリスクを回避することにつながります。 

 

こちらも参考にしてください。
腐れ縁とは 回収は完結させる

 

蛇足
自分はきっちり売掛帳を管理、取引先もきっちり管理 → 天使 vs 天使
自分はきっちり売掛帳を管理、取引先がどんぶり勘定 → 天使 vs 悪魔
自分がどんぶり勘定、取引先もどんぶり勘定 → 悪魔 vs 悪魔

 

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