税理士が煮え切らない理由

サービスの 舞台裏のお話です。

税理士が煮え切らない理由 性格ではありません

職業柄や仕事から受けるイメージがあります。

エンジニアや職人の方だとぶっきらぼう、営業の方だと口八丁手八丁、魚屋さんだと声が大きいといったイメージです。

税理士の一般的なイメージは、お堅い・細かい・真面目・付き合いにくそうといったところでしょうか。

サービス業でありますが、お客様のお金を法律に基づいて扱う仕事なので、お堅い・細かいといった印象は当たっていそうです。

また、税理士の平均年齢が高く、男性が多いということもあり、付き合いにくい印象もあるのかもしれません。

そうした印象とともに、税理士のモノの言い方がいまいち煮え切らないという印象を受ける方もいらっしゃるかもしれません。

言い換えると、断言を避ける傾向があったり、あれもあればこれもあるという言い方が印象に残ると思います。

こうした印象は、聞いている方の専門知識や経験が乏しいからではなく、 断言する言動をしづらい背景があるからです。

税理士が煮え切らない理由 選択肢をどう感じるか

断言しづらい例を一つあげてみます。

フリーランスや個人で事業されていれば、青色申告での確定申告をしている方が多いはずです。

青色申告での特典の一つに、青色申告特別控除があります。

この控除は二つに分かれていて、10万円と65万円の控除があります。
(青色申告特別控除 10万円か65万円か)

簡単に言ってしまうと、65万円の控除を取るためには複式簿記で記帳して貸借対照表を作成する必要があります。

単純に税金だけの計算を想定すると、65万円控除を選択する方が得です。

とはいえ、複式簿記での処理を継続するには経営者の経理だけでは困難です。

税理士が継続的に関与していくことを考えると、費用負担も生じます。 

一方10万円の控除であれば、決算といっても損益計算に集中するので、経営者の方だけでも処理が可能といえます。

青色申告特別控除というよく知られた選択でさえ、個々の事情を考えると優劣を断言できないところが出てくるわけです。

税理士が煮え切らない理由 コミュニケーションが必要です

話をすっきりさせるために、細かい事情を排除して、一般論として捉え直す見方もあります。

しかし、安直な一般論ではとらえきれない問題があるからこそ、個別の事情を盛り込んだ判断が必要なわけです。

千差万別の状況を捉えて、損をさせないような選択肢や計画を提案することが税理士としては必要なのですが、そのためにはコミュニケーションやその時間が必要です。

コミュニケーションが必要なのは、一度の判断だけでなく、状況が変化していくことに対応するためでもあります。

現在から将来につながっているからこそ、複数の選択肢の検討や見直しが必要になります。

 

蛇足
選択肢が複数、見直しが必要だからこそ、AIによる支援が発展してほしいなーとも思います。

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