ITは強くなるより使い続ける!
クマも災害対応もウェブで!
「羹に懲りて膾を吹く」ということわざがあります。
やりたくない対象の言い訳にも使える皮肉な面があります。
不利益回避の実益まで逃さないことがおすすめです。
強くなるより使う 早くもクマ出没!?
実家が石川県加賀地方の山間地域ということもあるためか、
「獣害」が話題となることがあります。
たとえば、イノシシ。
春になるとタケノコも旬の幸として人気がありますが、
イノシシによる掘り起こしも問題となっています。
あるいは、クマ。
冬眠前のクマが平野にまで食料を求めて進出して、
遭遇した人を襲うことがあります。
食料であるブナの実の不足などが原因とされています。
2024年(令和6年)は4月といった春から警戒が呼びかけられています。
残念ながら、4月といった春でもクマによる人身被害は発生しています。
クマによる被害を防ぐ一環として、出没地域を確認しておくことができます。
「石川県 クマ 出没」で検索すると、行政が発信している情報が確認できます。
強くなるより使う 災害フォローは長期戦
情報発信は欠かせない行政サービスです。
現在も書面・紙媒体による情報発信は依然として根強いのですが、
ウェブによる情報発信の確認が優先です。
書面・紙媒体と重なる情報発信であっても、
- 更新頻度
- 関連情報
- 検索性
- 事後の手続き
といった面でウェブ・ITの利用が強みを発揮します。
たとえば、令和6年能登半島地震。
2024年元旦に発生した震災は能登地方を中心に災害となりました。
災害発生後は事後的な対応が多々続きます。
罹災証明書の申請もその一つです。
書類の作成に加えて、被害状況の写真の添付が必要です。
被災後に書面を作成して、迅速に申請することは負担です。
他方、スマホやマイナンバーカードが利用できる状態であれば、
手続き上の負担は軽減できます。
能登半島地震では義援金が寄せられ、配分が予定されています。
被災者にとって重要な措置ですが、
- 人的・物的被害の区分
- 第一次と第二次配分
- 対応する自治体窓口
といった違いを確認する必要があります。
(「石川県 能登半島地震 義援金 配分」で検索)
書面・紙媒体での確認を待つよりもウェブでの確認が早く、
正確であり、対応が出遅れません。
強くなるより使う 切れ目なく使う
能登半島地震の発生直後、SNSで根拠不明の発信やデマがありました。
不安や動揺の拡大につながりました。
一方で、ITによる情報発信がスピードや更新頻度だけでなく、
双方向のやりとりに向いている面が強調できてもいます。
偽情報やデマは残念ながら根絶できそうにありませんが、
事後的な確認で不安や動揺を抑えることはできます。
ITに強い・弱いといった見方よりも遣い続けていることで、
事後的な対応がとりやすくなります。
クマも自然災害も一過性の対応で済むとは言えません。
切れ目のない情報の収集・確認・対応ができるように
ITを使い続けることがおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像はいただきもののワラビです。
ふにゃっとした独特の食感も特徴的な旬の味です。
ポン酢が合いますね。
蛇足2
「羹(あつもの)」はスープなどの熱い吸い物です。
「膾(なます)」は冷製サラダやなめろう・ユッケなどでしょうか。
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