デジタルだから情報はとりにいく!
能登半島地震国税期限延長の一部解除
ウェブで情報収集ができることで利便性は向上します。
とはいえ、「待ち」の姿勢になるわけではありません。
積極的・能動的に動くことにも敏感になる機会も増えます。
情報をとりに 収集は待ちか?
情報収集は大切です!、というフレーズはもはや耳タコです。
言われるまでもない、当たり前という即答が正解です。
一方で、必ずしも積極的に情報を取りにいっているか?
と問われると返答に詰まるかもしれません。
あるいは、情報収集の漏れに気づいていないかもしれません。
ウェブやメールの利用で利便性が高まっているからこそ、
情報を取りにいく必要性の振り返りも出てきます。
情報をとりに 能登半島地震の期限延長解除
2024年(令和6年)元旦、「令和6年能登半島地震」が発生しました。
復旧復興に向けた行政措置の一環で、国税の申告・納税期限の延長
といった措置がとられました。
地震による被害は石川県と一口にいっても地域間で差がありましたが、
県内全域を対象に期限の延長となりました。
シンプルで誤解のない、困難を防ぐ非常時の対応でした。
他方で、震災発生から5か月以上が経ち、日常の活動に支障がない
といった地域も明確になっています。
そうした状況もあり、国税庁から国税納期限の延長解除が公表されました。
能登地方では依然として期限延長措置が続きます。
合わせて、令和5年分の所得税と消費税の振替納税の期日も示されました。
申告を済ませたとはいっても、振替納税が完了していないと落ち着きません。
国税庁からのアナウンスは大部の情報ではありませんが、見逃せない関心事です。
反面、「待ち」の状態では確認が後手に回ります。
振替納付日にうっかり口座残高が不足といった残念なこともありえます。
情報をとりに 待たないために想定する
情報収集が大切といっても、情報量よりも質や対象に重点があります。
二次情報や三次情報といった伝聞ではなく、一次情報が最優先です。
税金であれば、申告と納税が揃って完了です。
国税の納税については国税庁の所管とわかっていれば、
情報収集は効率的に進みます。
とりにいく情報を想定したり欠如を確認しておくことで
情報収集につながります。
税金の類似から同様の情報収集を図ることにもつながります。
たとえば、自動車税の納税。
震災対応で石川県では納期限が延長されました。
国税ではなく、地方税(県税)での措置であり所管は石川県庁です。
こちらについても県庁のサイトで期限が示されています。
情報収集が大切とはいっても、「待ち」が前提ではありません。
個々の状況が異なる以上、必要な情報にも違いがあります。
ウェブ利用で効率的になっているからこそ積極的に情報をとりにいく、
待たないための想定が重要になります。
蛇足
アイキャッチ画像は実家で栽培中のミニトマトです。
2024年(令和6年)6月は気温が高く、雨も少ないので、
生育は順調のようです。
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