確定申告は見切り発車がおすすめです!

プラスの効果は想定以上のはずです。


軽々と粉砕

申告見切り発車 先送りの理由

冬から春にかけては日照時間が長くなり、気温も高まり
和らいだ雰囲気が漂います。

そういったときの玉に瑕(きず)が確定申告です。

春先の和んだ雰囲気をお預けにしてしまいます(笑)。

確定申告が重苦しく感じるのは、

  • 税金や納税といった法律上の義務
  • お金の負担
  • 会計や税法の専門用語
  • 毎年変わる税制度
  • 締め切りとペナルティ
  • 申告制度

といった原因が考えられます。

気が重い税金の手続きは、さっさと済ませたいところですが、
先送りすることが一般的です。

まずいことに、確定申告の先送りでは、

  • 資料が揃ってから
  • 間違ってはだめだから

という大義名分があります。

残念ながら、そうした言い訳は完全に間違ってます(笑)。

申告見切り発車 見切り発車でOK

確定申告の手続きを先送りしたいなーと思った方は、

  • 見切り発車で処理をする

ことをおすすめします。

効率の良い仕事の進め方では、仕事の全体像をとらえておくことが
推奨されます。

一般論としては正しい考え方ですが、先送りしている対象では
かえって停滞を長引かせるだけです。

先送りする最大のロスは時間です。

処理や手続きの全体を曖昧にとらえている上に時間がなくなると
ミスやトラブルがさらに負担になります。

処理の効率性よりも締め切りがあって先送りしがちな場合は
とりあえず始めてみることが優先です。

確定申告の手引きやウェブ上での情報収集をサッと済ませて、
手をつけてみると、

  • 具体的な手続き
  • 必要な処理
  • 完了までの時間

といった先送りしているときには曖昧だった対象が
どんどん更新されます。

処理する対象が具体的に更新されていくと、

  • 手続きが部分的に進むだけでなく、
  • 対象を細分化して扱える

という変化が出て、処理のスピードもアップします。

たとえば、所得控除。

漠然と「所得から差し引く」対象と放置するのではなく、

  • 医療費控除:領収書やレシートをエクセルで集計
  • 生命保険料控除:控除証明書の有無を確認
  • 配偶者控除:配偶者に収入を尋ねる
  • 自分と無関係の控除:無視

と具体的な行動に変わります。

追加や修正を前提にして見切り発車するなら紙とペンではなく
デジタルでの処理がおすすめになります。
(確定申告とデジタル化の相性が良い理由とは?)

電子申告を利用すれば、ミスへの恐れも小さくなります。
(電子申告でミスに強くなる! ゴール→再スタートもあり!)

申告見切り発車 更新の効果

先送りしがちな対象を見切り発車することで、
具体的にやるべきことが更新されるとお伝えしました。

「更新」をもうちょっとことばを補うと、

  • 試行錯誤
  • 学習
  • 経験値の獲得

ということになります。

確定申告の処理の手続きを効率的に進める面からは
見切り発車はスマートな印象ではありません。

とはいえ、自らスタートを切ってみることで、

  • 必要な資料や処理
  • 処理の負担
  • 自分でできること

がはっきりします。

外注、税理士への依頼することになっても目的がはっきりしていると
スムーズな展開が期待できます。

 

蛇足
複写式の紙の申告書に一発できっちり仕上げよう!
といったことは苦行でしかありません(笑)。
ミスや修正をフォローしやすい処理の進め方や
時間の余裕を作ることが優先です。

今週のスタエフ

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