確定申告の成果はGoogleドキュメントに@放り込む!
大雑把に見えても、紙の資料との違いが際立ちます。
春になったらスカッと忘れる屋根雪(実家)
成果はドキュメントへ ホッとした後は?
確定申告の手続きは内容次第で期間が変わります。
給与所得者や年金生活者で医療費控除での還付であれば、
- 源泉徴収票
- 医療費の集計
といったシンプルな準備で済みます。
「確定申告書等作成コーナー(国税庁)」や相談会場の利用で
不安なく手続きを終えられます。
その一方で、時間を要するのは事業所得です。
事業所得の確定申告は、決算→申告の二段構えですが、
決算は一年間の事業の帳簿作成が前提です。
決算・申告と並べてしまうと処理時間の区別がつきませんが、
圧倒的に会計処理、決算側に時間を要します。
期末時点での売掛金や買掛金・未払金などの確認や固定資産の変動を
きちっと反映させる処理は「いつの間にか」できるものではありません(笑)。
そういうわけで、確定申告が終わるとホッとしたり、スカッとしたりします。
ようやく「新年」がスタートする気分かもしれません(笑)。
成果はドキュメントへ @から放り込む
確定申告が完了すると、いわゆる「成果品」があります。
決算書や申告書をファイルなどに格納したものです。
法人(会社)の場合は、個人の確定申告に比べて資料が多いので
税理士事務所のベテランスタッフが製本担当ということもあります。
(事務所ごとに製本の「作法」があります。知らんけど(笑))
私はそうした成果品の製本には力を入れていません。
過剰サービスの排除というよりも実益が無いからです。
確定申告の成果である決算書や申告書は、
- いつでも閲覧できる
- データが利用できる
- 別の機会に役立つ
といったことが実益です。
紙の成果品は、上記のいずれにおいてもパッとしません。
私のおすすめは成果品のGoogle ドキュメントへの放り込みです。
現状、確定申告の処理はパソコンで行なっているので、
成果品は一時的にはデジタル(のファイル)です。
一つのフォルダに関連するファイルを集約しておくことが
一般的な措置です。
成果品のファイルとは別に、
- 処理の過程
- 参照したデータ
- 処理上の留意点
といったレポートやメモを残すこともあります。
言い換えると、確定申告のレポートやメモと成果品は
ちょっと距離があるわけです。
Google ドキュメントを利用すると、そうしたちょっとの距離を
埋めることができます。
Googleドキュメントでは「@」より参照したいファイルのリングを
埋め込むことができます。
(あっという間の Google ドキュメント @マーク・議事録・共有も!)
埋め込んだファイルはプレビューやアクセスも可能です。
確定申告の処理の全体像が見通しやすくなるはずです。
成果はドキュメントへ 来年はもっとホッとスカッと
確定申告での決算や処理でのつまずきが多いほど、
次の機会、来年の申告に活かせる内容も多くなります。
上記のレポートに来年のためのチェックリストを追加すると、
確定申告の成果品から具体的な成果が期待できます。
来年、もっとホッとして早々とスカッとするために
申告完了後の後処理がおすすめです。
ちょっと落ち着いてから振り返ろうかな、の結果は
今年の1~3月に経験済みのはずです(笑)。
蛇足
Google ドキュメントは音声入力が使えます。
(ショートカットは、Ctrl+Shift+Sの同時押しです)
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