記帳指導でツールを変える理由とは? オリジナル・Canva・slidesgo・Miro?
選択肢に翻弄されています(笑)。
ツールを変える 2022年も参加予定
毎年7月から8月にかけて税理士会の支部より税理士に対して
「記帳指導」の募集があります。
個人で事業をされている方で、経理や確定申告に不慣れな方に
- 日々の経理
- 1年間の決算処理
- 電子申告による確定申告
といった一連の税務会計処理をサポートするサービスです。
私の所属している支部では10月から記帳指導が始まり、
- 月1回
- 1回につき90~120分
- マンツーマンレッスン
という運営スタイルです。
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私は過去2年、記帳指導の税理士として参加しており、
2022年度も参加の予定です。
ツールを変える 変化をとり入れる
記帳指導は受講される方の経理や申告の自立支援です。
自立を支援するということで、
- 記帳・決算・申告への対応
- 消費税の取り扱い
と指導(レクチャー)の対象や準拠枠は決まっているものの、
- どのように
- どんな教材で
指導(レクチャー)を進めるかは決められていません。
記帳指導ではマンツーマンでの支援を進めるので、
準拠枠に沿いつつ受講者に合わせたサポートとなります。
たとえば、ある程度経理や申告処理に慣れている方であれば、
レクチャー用の資料は焦点が絞りやすくなります。
一方、経理や申告の知識や経験がこれまでなかった場合、
業務や記帳指導に対応した資料の準備が有効になります。
2021年度(令和3年度)の記帳指導ではスライドの作成に
「Canva(キャンバ)」を利用しました。
(資料作成のセンスはCanvaでなんとかする!)
ゼロからの作成だけにオリジナリティがあるわけではありません。
センスのない、ぱっとしない、映えない、イケていない、残念なスライドより
定評のあるテンプレートの利用が有効です。
テンプレートの利用は有効な面がありますが、
一方で変化はとり入れた方が良いと思ってます。
ツールを変える 別の可能性に気づく!?
慣れたツールを使うことは効率性でメリットがあります。
反面、特定のツールに慣れすぎると、
- 他のツールが使いづらくなる
- 新しい仕組みや機能を利用できない
- 対応の幅が固定される
といったマイナス面も出てきます。
テンプレートの利用といっても、サイトを変えてみる
という選択肢もあります。
たとえば、「slidesgo」
Google アカウントがあれば無料で利用できます。
テンプレートはGoogle スライドでもPowerPoint でも扱えます。
PowerPoint で以下のように編集ができます。
また、コロナ禍以降オンラインミーティングも定着しました。
記帳指導が秋から冬にかけて行われるということもあり、
雪国(石川県)ではオンラインへの対応もプラスになります。
「Miro」はオンラインでのコミュニケーション向けのツールです。
オンラインでのホワイトボードといったツールです。
上記のツールを2022年度の記帳指導で利用するかは
まだ決定していません。
とはいえ、記帳指導で利用するツールを変えてみることで、
これまでになかった可能性に気づくかもしれません。
あえて変化させることもおすすめです。
蛇足
私の所属している支部では、どの税理士がどなたを担当するかは
担当の役員が割り振っています。
税理士にとっても記帳指導受講者にも、「ガチャ(運次第)」の感があります(笑)。
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