孫に財産を渡すときの留意点とは?
相続・贈与税、その他の問題も?
「相続」の問題は配偶者や子への財産の承継が中心ですが、
「孫」が登場する場合もあります。
生前から相続対策される方からの相談では頻出する課題です。
相続税だけが課題とは限らないので留意が必要です。

孫に財産 生前だから頻出!?
秋以降、税理士会による税務相談会の開催機会が増えます。
税理士会単独の相談会に限らず、行政機関や他士業とコラボ
といった共催での相談会もあります。
個人での税金の問題を取り扱うため、
- 事業を開始したばかりでの確定申告
- 不動産を売却した場合の譲渡所得
- 相続発生後の相続税申告
- 生前からの相続・贈与
といった問題が頻出事項となります。
相続・贈与は配偶者や子への財産の承継が目立ちますが、
「孫」が登場することも少なくありません。
超高齢社会での「老老相続」が増えているため、
孫への相続・贈与も検討対象となります。
孫に財産 相続か、贈与か?
孫が祖父母から財産を渡される場合は、
- 子が存命で孫にも遺産分割
- 基礎控除内なら申告不要
- 要申告なら孫の税額は「2割加算」
- 子が亡くなっており、孫が代襲相続
- 要申告でも2割加算はなし
- 孫への生前贈与
- 贈与税を要検討
と税金の検討や対応が別れます。
子が相続した財産を孫に渡した場合は子から孫への贈与となり、
贈与税の対象となります。
孫に財産 税金だけの問題か?
孫に財産を相続・贈与することも生前からの検討対象です。
相続税・贈与税の負担を事前に検討して対策をとっておけば、
相続・贈与後のお金の負担や不安を下げやすくなります。
他方、財産を孫に相続・贈与させようと想定される方では、
特定の孫に関心が集中していることがあります。
配偶者や子への相続・贈与では分割する財産の偏りを
分割協議することが大きな課題となっています。
孫への財産の分割の検討でも、分割の偏りへの検討は
他の相続人や遺留分の問題もあり無視できない課題です。
祖父母から孫への財産の生前贈与では、「贈与」が成立しているか?
といった留意もあります。
孫に内緒で贈与した分の銀行口座を作っていた場合には、
「名義預金」として相続時点での財産とされます。
配偶者や子だけでなく、孫を含めた生前からの相続・贈与では、
税金だけではなく、後に懸念を残さない対応がおすすめとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した稲の「ひこばえ」です。
稲刈り後に生える「二番穂」であり、「再生イネ」とも呼ばれます。
漢字では「稲孫」や「蘖」といった表記もあります。
「ひこ」は孫の古語だそうです。

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