税金のことを知らなかったんです、は通用するか?

しません!!(笑)。


きんつば(中田屋・金沢市)

税金知らない 22世紀になっても同じ!?

2021年(令和3年)コロナ禍は続いていましたが、「租税教室」での
登壇の機会が2度ありました。
(租税教室で登壇しました! 大人の皆様大丈夫ですか?)

小学6年生(11~12歳)を対象にした授業でした。

どうしても堅苦しい内容なので生徒が眠気をもよおしたときに
ちょっと驚くような話題をだしてみました。

以下は私から生徒への発言です。

  • 税金のことを勉強する機会は小学6年生と中学3年生のときくらいです
  • 80年後、2101年みなさんは91歳か92歳で生きてる可能性もあります
  • それでも今と税金の知識はあまり変わらないかもしれません

教室内が騒然としました。

眠気が覚めたので目論見通りでした(笑)。

税金知らない 外堀を埋める国税庁

税金、納税の義務があるので避けられません。

脱税が犯罪という認識は世間でも共有されてます。

その一方で税金の手続きに疎くなる環境もそろっています。

  • 年末調整制度
  • 賦課方式の税金

勤務先での源泉徴収と年末調整で所得税の処理を済ませて、
固定資産税や自動車税などは納付の通知書に従っているだけだと
税金のリテラシーは低空飛行が続きそうです。

だからといって税金の負担がスルーできるわけもありません(笑)。

国税庁が公表している「令和3事務年度 国税庁実績評価分析表」では
「納税者サービスの充実」にも言及されています。

予算についても言及があります。

申告納税制度を円滑に進めるための環境整備が整っている
というメッセージです。

言い換えると、「知らなかった」では済まないということになります(笑)。

税金知らない 年末に通帳を見てみる

税金のことを「知らなかった」で済ませていない例として
贈与税の無申告を紹介したことがあります。
(確定申告=所得税ではありません! 相続税から振り返る贈与税申告)

親族などからお金をもらったことと納税(贈与税)がつながっていなかった
ことも税金のトラブルになります。

「知らなかった」といっても贈与税や無申告加算税・延滞税を
スルーできるわけもありません。

税金のリテラシーは自然に身につきません。

疑問を感じるとっかかりやきっかけが必要です。

新年を控えた年末に銀行の通帳のお金の流れをチェックしてみると
そうした感度が上がります。

 

蛇足
SNSのまとめサイト作成サービスに「lit.link(リットリンク)」があります。
(lit.link(リットリンク)でSNSメディアを大掃除する!)
官公庁の利用も今後あるんでしょうか?
国税庁なら紹介のしがいもありそうなコンテンツ量です。
TikTok はないかもしれませんが(笑)。

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