マインドマップ作成を効率化する!
EdrawMindをレビュー
思考の整理にシンプルに扱えるマインドマップですが、
ツールの選択次第で展開に差がつきます。
スピードとメリハリをつけるための試行錯誤とは?
目次
マインドマップ効率化 シンプルだけど魅力
根強い人気と需要があるテーマにノートの作成があります。
大切な情報の理解や整理といった編集をいかに行うか?
といった面で深掘りするテーマです。
とりわけ未知の分野での知識や考え方を見える化することに
関心が集中します。
ノート作成とは別に、アウトプットを行うときの思考整理も
注目されやすいテーマです。
「マインドマップ」は上記のインプットとアウトプットを
両面でサポートできる仕組みと言えます。
概念や事象、ことば、情報を一つの面で見える化して、
つないでいくシンプルな仕組みです。
私も学生の頃からマインドマップを利用しています。
マインドマップ効率化 限界を乗り越えるツール
マインドマップは紙1枚とペン1本があれば作成できます。
シンプルな仕組みと手軽なスタートと魅力だらけですが、
一方で紙とペンだけでは限界があります。
- 書き込むスピードが作成の限界・制約となる
- 書き込みが進むとジャングル化してしまう(笑)
- 修正や変更が作成のブレーキ要因となる
- 紙の大きさによる表現の限界がある
- メディアの取り込みができない
マインドマップの作成時の不満をまとめてみると、
- アナログツールではマインドマップ作成に限界がある
ということになります。
幸いなことに、マインドマップ作成ではデジタルツールが利用できます。
たとえば、「EdrawMind」。
インストールしても使えるだけでなく、ウェブ上でもブラウザで扱えます。
無料版からの利用ができる点も魅力です。
「新規作成」→「マインドマップ」から気軽に始められます。
画面構成はシンプルですが、機能が豊富で使いきれていません(笑)。
EdrawMindで魅力的な点は操作性の良さです。
ショートカットでもマウス操作でもサクサク利用できます。
マインドマップの作成は思考の展開とつながっているので、
操作性の良さは見逃せない特徴です。
マインドマップ効率化 思考の展開の段階と欲しい機能
マインドマップを使って思考を整理すると言っても、
場面ごとの使い分けが魅力的です。
インプットで整理する対象がはっきりしている段階や
アウトプットでの初期段階ではスピードやテンポが重要です。
手を使って作成するはずのマインドマップではありますが、
書いている・入力している時間が惜しくなります。
一方、マインドマップを作成した後は編集や展開・拡張により
アウトプットへとつなげることになります。
マインドマップを作り込む過程が重要になる段階です。
今度は手を動かしての処理となります。
シンプルな仕組みでのマインドマップの作成なのですが、
思考の段階とつなげようとするとツールの利用も検討対象です。
マインドマップ作成段階ごとのツールの使い分けをしていきます。
マインドマップ効率化 スピードUPのオプションとは?
書くスピードよりも速い手段といえば、「音声入力」です。
残念ながら、現状(2023年8月)EdrawMindに音声入力はできません。
とはいえ、別のツールをEdrawMindと併用することで解決できます。
たとえば、Googleドキュメントの音声入力が利用できます。
Wordの「ディクテーション」でも同じことが可能です。
音声入力といってもマインドマップに反映したいキーワードを箇条書きで入力
とシンプルな内容で充分です。
EdrawMindの「マインドマップ」と「アウトライナー」の切り替えは容易です。
音声入力をした結果をコピーして、EdrawMindの「アウトライナー」に貼り付けるだけで
音声入力の効果が得られます。
「アウトライナー」だけでなく、マインドマップでも利用できます。
音声入力とマインドマップ作成をつなげることになります。
留意点はトピックスの階層を表記することです。
GoogleドキュメントやWordでの入力をしたときにスペースやタブを使っても、
マインドマップの階層としては反映されません。
アウトライナーからマインドマップに反映した後で編集が必要になります。
ちょっとした割り切りも必要です。
補足 スマホアプリは音声入力が可能です!
パソコン上で使用するEdrawMindとは異なり、スマホアプリでは音声入力が可能です。
(AndroidとiOSどちらにも対応しています)
特別な設定などは不要なので、手軽に利用できます。
下記はアウトライナーから音声入力をした状況です。
マインドマップでの出力もパソコン版と同様です。
スマホでの処理に慣れている方には有効な選択肢になります。
マインドマップ効率化 展開と拡張はマウスで処理
音声入力やキーボードでのショートカットを利用した後は、
マインドマップを利用した展開と拡張の段階となります。
- 追加
- 修正
- 資料やデータの添付
- 関連のつながりの見える化
といった処理を続ける段階です。
トピックスの追加であれば、マウスとショートカットを併用します。
また、ブラウザChromeの拡張機能を利用することも可能です。
たとえば、拡張機能「Copy All URLs」。
(Chromeでも「コレクション」を実現させる!)
開いている状態のタブのURLを一挙にコピーすることが出来ます。
複数のサイトを参照用として上記の拡張機能を使いつつ、
「複数トピックス」でURLを貼り付けることもできます。
煩雑な複数のURLのマインドマップへの反映もサクッと完了できます。
貼り付けたURLを選択して、「その他」→「ハイパーリンク」を設定しておけば、
マインドマップからウェブサイトにもアクセスできます。
ブラウザのアイコンがハイパーリンク設定済みの目印となります。
なお、複数のトピックスでURLを貼り付けただけではわかりにくいので、
トピックを追加して補うこともおすすめです。
下記のショートカットは編集上よく使います。
うっかり操作をミスしたときは、「Ctrl+Z」という日常使いのショートカット(笑)で
やり直せば問題ありません。
マインドマップは試行錯誤の過程の見える化ツールでもあるので、
修正や追加をサクッと処理したくなります。
とりわけ、トピックスの付け替えの操作は多用します。
EdrawMindはそうした操作がマウスで軽快にできる点が魅力です。
また、既存のトピックスと距離を置くトピックが扱えることで、
思考の拡張や展開でプラスとなります。
「フローティングトピック」と「関連線」を組み合わせることで、
関連する問題の距離や関連にメリハリをつけられます。
EdrawMindのデジタルツールとしての本領発揮となります。
マインドマップ効率化 アウトプットで仕上げる
マインドマップの魅力と作成の効率化をEdrawMindや
その他のツールを使って試行錯誤しています。
私は税理士業を営んでおり、お客様への税務会計の説明があります。
税理士なので会計や税金の仕組みは理解しているものの、
お客様はそれぞれ知識や理解・関心がばらばらです。
私が知っている知識や理解を通り一遍等に示しても、
好意的な反応は得られません(笑)。
私がわかっている・当たり前と考えている知識であっても、
お客様には未知の領域だったりします。
コミュニケーションを大切にしようと心掛けていても、
気持ちだけでは空回りします。
思考の整理や展開を見える化できるマインドマップには魅力があります。
反面、マインドマップの作成にストレスを感じたり、
作成が中途半端では成果につながりません。
EdrawMindの利用や他のツールとの併用でのマインドマップの作成は、
作業の効率化にとどまらない成果が期待できます。
思考の整理と展開・拡張のツールの選択で迷っているのであれば、
EdrawMindでのマインドマップ作成がおすすめです。
蛇足
マインドマップには、唯一の「正解」がありません。
どんなマインドマップも試行錯誤の過程とも成果とも言えるので、
作成結果へのダメ出しを無視できる点も魅力です(笑)。
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