デジタルとアナログをつなぐツールとは?
生涯一度の申告でも効率化する!
ある日を境に劇的に理想的な仕事環境が実現!
ということはありません(笑)。
だからといって嘆いていても始まりません。
じゃあ、どうするか?
つなぐツール 理想を言い切れない現実
仕事を効率的に進めましょう!と言って否定されることはありません。
ただし、効率的に進むとも言えません(笑)。
たとえば、税務会計。
私が従事している税理士業では税務申告が一応のゴールです。
煩雑な書類の準備や税務署への郵送又は持参ではなく、
- 電子申告e-Taxで効率化しましょう!
という流れは強まっています。
法人税や事業での所得税申告であれば消費税も含めて、
電子申告が優先です。
また、所得税の事業以外での申告であっても、
電子申告が効率的でおすすめです。
では、相続税はどうか?
なんやかんや言っても電子申告一択です!
と言ってみたい気持ちはあります。
一方で、理想と噛み合わない現況もあります。
試行錯誤しつつ進むことになります。
つなぐツール それでも効率化を放棄しない!
相続が開始して、相続税の申告が必要とわかったので、
初めて税理士と接点をもったという方は珍しくありません。
また、長寿社会ということもあり「老老相続」も目立ちます。
デジタル・DXでの効率化だけでなく、税務申告の機会も無かった
という方の相続税申告は少なくありません。
中途半端な知識や余分な偏見が無いことを肯定的にとらえると、
一足飛びに効率化できそうです。
誤解です(笑)。
スポット的な相続税申告での効率化の魅力が強い
とは期待できない実態があります。
とはいえ、そうした状況でもデジタルでの効率化は放棄しない
取り組みをすることができます。
そのための最低限のツールはメールです。
つなぐツール 生涯一度でも効率化!
相続税の申告手続きは相続人にとっては、
- 未知
- 不慣れ
- 生涯で一度かも?
と不安が重なるイベントと言えます。
確認する書類も多々あります。
対面や郵送等の現物のやりとりだけの応対では、
相続人・税理士双方とも疲弊します。
たとえば、本人確認としてのマイナンバー入の資料。
税理士は職務権限で住民票の写しを役所で入手できますが、
マイナンバーの記載入は不可と限界があります。
相続人からマイナンバーカードのコピーをご提供いただく
という選択は無難ですが、負担がかかります。
- コピー
- 郵送(封入から投函)とコスト
- 時間
一方、メールで画像ファイルをお送りいただければ、
上記の負担はほぼ無視できます。
また、申告書の確認などもメールでファイルがやりとりできると、
時間が有効に使えます。
申告期限までに考える・検討する時間を増やせるとも言えます。
生涯で一度の相続税申告だからこそ、効率化できる点は効率化する
といった意義はあります。
蛇足
アイキャッチ画像は京都土産でいただいた「あんぽーね」です。
あんとマスカルポーネチーズクリームが美味しいのですが、
もち米生地の最中種のサクッとした食感も魅力です。
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