ポイ活は税金の対象か?
保守的な発想はお守りになります
好き嫌いは別にして、買い物と「ポイント」はセット
という状況は日常的です。
不安の無いポイ活のおすすめです。
ポイ活のお守り 買い物とセット
キャッシュレスでの買い物が増えるにつれて、
財布を利用する機会が減りました。
対面での取引ではスマホ決済が多くなりました。
オンライン決済ではクレジットカードを利用しています。
利用金額には留意しています。
その一方、あまり気に留めていない対象が「ポイント」です。
紙のカードなどを使ったポイントの管理とは異なり、
キャッシュレス決済ではポイントの管理は後手に回ります。
とはいえ、ポイントは買い物の動向を左右します。
買い物という経済活動上プラスになるポイントと
税金の関係は気になります。
ポイ活のお守り 生活か、ビジネスか?
買い物をしたときに企業が発行したポイントを使えば、
- 購入金額に充当され、
- 経済的利益があるので、
- 所得が発生しているのではないか?
という不安がよぎります。
- わずかな金額だから…
- どうせバレないだろう?
といった不安です。
結論から言えば、ご心配なくポイントを利用できます。
国税庁が「タックスアンサー」で見解を示しています。
(No1907「個人が企業発行ポイントを取得または使用した場合の取扱い」)
想定されている状況は以下の通りです。
買い物をしたことによるポイントが課税の対象になるか?、
という問いです。
回答は以下の通り、不安を払拭する内容です。
決済に応じて付与されたポイントは値引きと同等というとらえ方です。
安心してポイ活に励めそうです(笑)。
ただし、上記のタックスアンサーでは個人事業主のポイント利用では、
経理処理の留意事項を示しています。
とくに個人事業主がビジネスでの購入時にポイントを利用した場合、
日常生活との違いがあります。
ポイ活のお守り 保守的な発想というお守り
決済に伴ったポイントの利用は日常的に行われています。
金額がわずかであれば留意することもないかもしれません。
また、生活関連の取引でのポイント利用は税金の不安もありません。
一方で、上記のあっさりした結論だけを覚える発想は残念です。
税務会計では「保守的」という発想があります。
税金を不当に少なくすることにつながる
- 収入の過少化
- 経費の過大化
といった発想や処理にブレーキをかける考え方です。
(∵(収入-経費)×税率=税金)
ポイ活ぐらい大目にみてくれてもいいんじゃない!?
と考えたいところです。
反面、ポイ活に課税上の不安がないのか?、根拠は?
といった発想があると、
- 生活ではなく個人事業主としてのポイント利用
- 臨時・偶発的なポイントの取得
といった状況下での処理の違いに行きつきます。
保守的な発想での取引と税金のとらえ方をしてみると、
留意する余裕がもてます。
不安を抱え続けないことで不安を減らすこともできます。
迷ったらブレーキを踏んで確認することがおすすめです。
蛇足
抽象的な対象を祀る神社はあります。
- 「時」-近江神宮(大津市)
- 「電気」・「電波」-電電宮(京都市)
「税金」を祀る神社ってあるんでしょうか?
ご利益が、
- 納税者
- 課税当局
と参拝者で分かれそうです(笑)。
今週のスタエフ
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