経理のメンテナンスや点検はお済みですか?
事業承継未満からの再スタート
人にも車にも事業・経営に税金の負担があります。
一方で、健康診断や車検といったメンテナンスの機会もあります。
では、事業や経営では…?
![](https://i0.wp.com/haya-nori.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_20231107_100017736-01.jpeg?resize=564%2C650&ssl=1)
ガス機器の点検中
経理の点検 法定点検もメンテナンスもない!?
数字の羅列は一般的には無味乾燥な印象です。
ただし。数字の持つ意味を実感できる場合、話は別です。
たとえば、健康診断の検査結果。
40代以上の年齢となると、検査結果の数値にシビアになります(笑)。
あるいは車の車検。
結果の詳しい内容はわからなくとも、請求書の金額はズシッときます(笑)。
健康診断も車検も楽しみに心待ちにしている方は少ないはずです。
一方で、長い人生や安全な運転を期待するのであれば、
健康診断や車検はメンテナンスの機会ともなります。
対応が遅れての健康悪化や事故を避けられる可能性に期待します。
事業や経営の経理のメンテナンスにも当てはまります。
経理の点検 不安はない!、不安しかない!
法定監査が義務付けられている大企業であれば、会計士がチェックがします。
他方、個人事業や経営規模が大きくはない法人であれば、
納税の義務はあっても経理の点検の機会はありません。
税務調査で帳簿の不備が指摘されることがあっても、
課税上の問題に焦点があります。
業務の効率性や担当者の負担の軽減を目指していく
という指摘とは異なります。
また、経理担当者が長年固定されている場合であれば、
慣れた業務フローをあえて変える動機は強まりません。
問題は「経理担当者が長年固定されている」状況から変化するときです。
「事業承継」が明確な状況ですが、承継以前の段階でも生じます。
新たに経理処理を担当する場合、不安を感じることが一般的です。
大組織で担当の交代が仕組み化されていれば、
- マニュアル
- 手順書
- 過去の記録
ととりあえず参照できる対象があります。
また、経理処理の知識や経験があれば、
- 簿記や会計基準
- 各種税目の文献等
といった根拠を確認していくことで業務が進められます。
残念ながら、上記のような理想的な展開は一般には期待できません。
現実には、
- 現担当者も新担当者も経理の知識は不十分
- 科目印などのかつての効率化が現役
- 現担当者「秘伝」の処理満載!? etc
と新担当者が尻込みしてしまう現状だったりします。
現担当者の「不安はない!」と新担当者の「不安しかない!」
といった実感が併存する状況です。
経理の点検 更新はサポート付きで!
公営の経営でもなく、法定監査もない経営状況であれば、
経理処理のメンテナンスや点検の義務はありません。
業務の処理や税務申告で差し支えないのであれば、
あえて業務フローを更新しないことも経営判断です。
一方で、組織の規模とは関わりなく、経理担当が変わる場合、
- 従来の経理処理を見直して
- 効率性も含めて見直しを進めて
- 経理処理の効率性と適正性を更新する
といった経営判断がおすすめです。
健康診断が医療機関、車検が整備工場で行われるように、
経理のメンテナンスでは税理士のサポートが有効です。
将来の経理担当者の不安を一つ一つ解決していくことで、
経営の継続にもつながる選択となります。
蛇足
アイキャッチ画像はガス点検中に撮影しました。
今どきなかなか見かけない武骨な造りの検査機器と遭遇。
検査の結果は異常なしで一安心でした。
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