確定申告チェックリストの作り方と使い方 忘れっぽくても思い出させる!
鉄は熱いうちに打て、といいますしね。
確定申告チェックリスト 来年こそ!を形に
2022年(令和4年)3月も半ばとなってきました。
北陸でも暖かい日は気温が15℃を上回ったりしています。
2021年(令和3年)分の確定申告も無事終了していると思います(笑)。
2月早々に申告を終えられた方を別にすると、
- 結局なんやかんやバタバタしていた
という記憶や印象が残るイベントが確定申告です。
毎年のことだからと諦めがちかもしれませんが、
確定申告の完了直後だからこそ見直しの機会です。
早期に確定申告が完了された方は、
- 確定申告の仕組みを理解している
- 必要な書類や資料の準備を早い段階で完了している
といった特徴がみられます。
見方を変えれば、そうした特徴を取り込めればいいわけです。
確定申告の仕組みの理解というと気が重くなりそうですが、
手元にある決算書や申告書だけに対象を絞れば、
負担は大きくありません。
言い換えると、税理士が応対するような万能型ではなく、
- 自分のために特化した理解と達成をめざす
というわけです。
確定申告チェックリスト ネットで探さない!
特定の処理を効率的に行うためにはチェックリストが有効です。
(チェックリストを形骸化させないコツとは?)
ウェブを検索したり、本で調べると確定申告のチェックリストは
見つかります。
万人受けするタイプのチェックリストなので悪くはありません。
しかし、もっとストレートなチェックリストが期待できます。
焦点を自分だけに絞っているので既成のチェックリストよりも
オリジナルのチェックリストに魅力があります。
理解や知識が不十分なのにチェックリストの作成ができるか!?
と思われるかもしれません。
マイ(オレ・オラ)仕様のチェックリストならば作成できます。
すでに仕上がった決算書や申告書が素材です。
決算書や申告書を作成する過程で、
- いつ・どんな資料を集めて
- 何のために使ったか
といったことを確認します。
たとえば、給与所得者で医療費控除による還付申告
といったシンプルなケースでは、
- 源泉徴収票
- 医療費の集計
が不可欠です。
源泉徴収票は毎年1月に勤務先より入手できるはずです。
医療費の集計は、1月1日から12月31日が対象です。
医療費の支払い金額や回数は人それぞれですが、
源泉徴収票と同時期に揃えることもできるはずです。
確定申告チェックリスト ルーティンとリマインド
自分にとって必要な確定申告の処理になれるために
ルーティン化も有効です。
チェックリストの使用と合わせて、処理の時期を定型化します。
たとえば、上記の医療費の集計。
自分や家族の分の医療費の領収書などを毎月月末に整理する
といったこともその一つです。
処理の分割化での負担減です。
こうした提案をすると、「そう言っても忘れちゃうからね」と
返されます。
そうした方にはリマインダーの利用もあります(笑)。
Google カレンダーを利用してリマインダーメールを受けとります。
Google カレンダーで予定を入れる際に「その他のオプション」より
「通知」が設定できます。
通知を事前設定できます。
忘れっぽいからといっても、対応方法はあります(笑)。
蛇足
税理士に任せる(丸投げする?)といっても、早期に準備するか
飛び込みで依頼するかでは完了時期が大きく異なります。
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