会計事務所で使っているソフト ソフトからオンラインサービスへ
転職予定の方へ。
ごちゃごちゃしています。
会計事務所のソフト 意外に使わない有名ソフト
会計事務所への転職が決まっとときに気がかりになった問題で、ソフトの習熟がありました。
なんやかんやいいつつ、会計事務所での業務の主力ツールはパソコンです。
(そろばんは象徴、電卓はおまけです)
とはいえ、パソコン本体だけでは役に立ちません。
パソコンを会計事務所の主力にするためのソフトが必要です。
業務上不可欠なソフトは以下のソフトです。
・会計ソフト → 帳簿の作成
・税務ソフト → 申告書の作成
・オフィスソフト → その他の資料作成
(オフィスソフトには、ワープロ・表計算・プレゼンテーションソフトが含まれます)
オフィスソフトは暗黙の了解でMicrosoft(マイクロソフト)社の「Office(オフィス)」が使われています。
オフィスソフトは必須のソフトですが、使用頻度には大きな差があります。
会計事務所で使われるのは、オフィスソフトの内、圧倒的に「エクセル(表計算)」です。
オフィスソフト利用の90%以上がエクセルの利用かもしれません(個人的見解)。
世間一般の印象とは異なり、「ワード(ワープロ)」の出番はほとんどありません。
会計事務所の業務で大量の文章資料を作成することも少ないためです。
定型資料の作成や個人的・事務所内での備忘録などの利用が多い印象です。
「パワーポイント(プレゼンテーション)」は、会計事務所でのサービスにより利用頻度が変わると思います。
私が勤務していた事務所では、ほとんど使用していませんでした。
会計事務所のソフト ソフトと事務所の性格
オフィスソフト以外での重要なソフトは、会計ソフトと税務ソフトです。
オフィスソフトの没個性的な選択とは異なり、ソフトの選択には事務所の経営方針が表れます。
一般的には、特定のベンダーの会計ソフトを税務ソフトをセットで利用する形態が多くみられます。
会計ソフトと税務ソフトが連携しているので、記帳(帳簿作成)→決算→申告の処理が円滑です。
有名なベンダーには、TKC・ミロク・勘定奉行・JDL etc
上記のような事務所では、お客様の都合で会計ソフトは「弥生」などを補助的に使うケースがあります。
(税務ソフトは基本的に会計事務所で利用するソフトです)
ベンダーによっては、ソフトだけでなく、会計事務所でのサプライ用品や提携する保険会社の紹介なども加わります。
少数派になりますが、会計ソフトと税務ソフトをそれぞれ選択して利用している会計事務所もあります。
ベンダーからの一括でのソフト利用では無駄があったり、柔軟性に欠けることもあります。
会計ソフトと税務ソフトを一括して特定のベンダーと契約するか、それぞれのソフトを必要に応じて選択利用するかといった違いは、会計事務所の経営の違いです。
会計事務所のソフト オンラインサービスへのシフト
会計ソフトと税務ソフトの利用形態が会計事務所の経営方針の違いによります。
しかし、こうした違いは事務所の経営者(税理士・所長)の判断によります。
内的な判断による違いです。
現在は、さらに外部からの影響での変化もみられます。
外部からの影響とは、オンライン化・インターネットでのやりとりです。
会計ソフトでは、「freee(フリー)」・「マネーフォワード」といったクラウド会計のサービスが存在感を増しています。
税務ソフトでは、「全力法人税」なども注目されていますが、見逃せないのが国税庁。
所得税・消費税・相続税、年末調整と徐々にシステムが充実してきています。
オンラインでの電子申告「e-Tax」の普及も年々広まっています。
会計事務所で利用するソフトも、ベンダーからのソフトをパソコンにインストールする形態からオンラインサービスへのシフトが強まりそうです。
蛇足
手書きで会計事務所が運営できていた状況を想像できません。
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